-はじめに-
-はじめに-
『なんちゃって自然農法』とは
畑を引き継いで初めての年。
雪がとけてすぐは、土が黒々とみえていて、子どもたちとジャガイモ、トマト、きゅうりといったものを植えて、あとは徐々に~と思っていたのですが…。
週一回、行けるかどうかのペース。 作業時間が思ったよりもとれなくて、気温が上がるにつれ、大人の背を越すほどの雑草に、300坪全面覆われてしまいました。
鎌を手に、とりあえず作物の周りだけでもと挑んでみるものの、ご近所の畑のように雑草ひとつない畑には到底なれません。
そして、刈った箇所以外はぼうぼうの草地です。
子どもたちはそびえたつ草を壁に見立て、刈った草を敷いて床とし
「秘密基地~。」「おうち~。」と喜んでいましたね…。
ちょうど、テントほどのお部屋ができた感じです…。
そんな具合で
「もうムリ! ご近所の畑にはご迷惑になるけど、耕作放置地にしちゃおう!」
とおもわず挫折しかけたのですが、
化学肥料や農薬を使わず、
雑草と共生し土中の環境を重視し地力を高める
というコンセプトの自然農法の考え方に出会いました。
「なるほど…、 雑草と共生かあ。
ラクそうだな。 身体にもよさそうだし、やってみましょうか。」
最初は、ふむふむと、本など首っ引きで読んでいたのですが、
長年畑をやっているうちに忘れた箇所、変質した箇所、
聞きかじった栽培法で成り立った、
肩の力の抜けた「なんちゃって自然農法」で今、やっています。
お金と手間を最小限に抑え、収穫を楽しむをめざす
「ぽてぽて実験農場」でございます。
雑草との共生によって
連作障害の緩和、保水力の増加、害虫の発生が抑えられている
ような気がします。
写真は、農作業の開始の合図、「コブシの花」の開花です。
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