【お盆の準備】② お墓参り(お墓掃除の方法)
お墓参りに必要なもの・
掃除の方法などについてまとめました
毎年、やっていてもちょっと忘れたりするので、覚書的にまとめておきたくなりました。
地域や宗派によって、違いがずいぶんあると思います。
ウチのお盆について語るということでご了承ください。
ちなみに曹洞宗でやってます。
お盆の準備 概要
お盆の準備は大きく分けると以下のみっつ
仏壇をお盆仕様にする
お墓参り
親戚筋のご挨拶
そしてそれらのための買い出しです。 今回は、お墓参りについてです。
仏壇をお盆仕様にする (お仏膳の作り方)はこちらをごらんください。
お墓まいり
暑い時期なので、帽子や日傘などの日よけ、防暑対策はしっかりしましょう。
特に、家族総出で出かけるようなときは、小さい子どもやご高齢の方の様子をよく気にかけて水分の補給や休憩を促しましょう。
お墓の掃除の仕方
つるつるした表面の、御影石タイプのお墓をイメージしています。
お墓掃除に便利なもの
雑巾(ウエスで可)
-3枚以上-
バケツ
箒
鎌(草取り用)
長めの割りばし的な棒
ティッシュペーパー等
ごみを持ち帰る袋
お墓掃除の手順
鎌を使ってお墓のまわりの雑草を取り除きます。
花立てを水場に持っていき、中も外も洗います。
洗剤はいりません。
棒に布を巻きつけたものを、内側を洗う時便利です。
この時バケツにきれいな水をくみます。
水の入ったバケツと、キレイにした花立てをお墓まで運びます。
お墓自体を掃除します。
水場まで何度も汲みに行くのも大変なので、極力バケツの水を汚さないように作業します。
雑巾を直接バケツに入れないで、水を含ませたいときは、バケツを傾けて水をこぼし、濡らしたり、すすいだりします。
まず、
箒でざっと全体の汚れを払います。
隙間に枯れ葉などが入り込んでいるので、箒の先で掻きだします。
カラスの落し物など、強い汚れがあるときは、ティッシュペーパーなどをかぶせて水で湿らせ、しばらく置き、緩めてから拭きとります。
あらかたの汚れを取った後、
水をたっぷりふくませた雑巾で全体の表面を拭きます。
上のほうから順に拭いていき下の段をあとにします。
乾かない間に、別の乾いたぞうきんで、拭き上げていきます。
手順としては以上です。
最後に、掃除した手を洗います。
バケツに残ったきれいな水を傾けて流水洗いです。
他の人に傾けてもらえば、お互い楽ちんです。
石屋さんが言っていましたが、
「石が傷むので、お墓のてっぺんから、水をかけることはしないでほしい。」と、
「一番下の石や、その周りにだけかけたほうがいい。」とのことでした。
お酒をかける時もその通りです。
ちなみに、お墓周りの玉砂利は、お酒をかけるとツヤが良くなるらしいですよ。
お供えする
キレイになったら、お花、お仏膳、お菓子、果物をお供えして、ロウソク、お線香もあげます。
お酒やタバコも故人の好みでお供えします。
たくさんのお線香に火をつける方法
着火ライター(チャッカマン)のおかげで本当に楽になりました。
それでも苦労することもあるので、コツをひとつ
※火の取り扱いは十分ご注意ください。
線香を束ねて持った時、丸くまとめないで、上下に長い楕円形にします。
その下の端に,少し長めに炎をあてて全体が炎に包まれるようにします。
この時点で全体に火がつくことはありませんが、三割ぐらいは着火していると思います。
今度は反対側の、燃えていない線香が多い側から、炎をあて、燃えている線香の割合を多くしていきます。
※この時、束ねた線香をふりまわして! 酸素をたっぷり送り込むという技もありますが、周りに危害が及ばないようくれぐれもご注意ください。
運動不足の方は、筋肉痛にもなりますよ。
そうしているうちに、束ねた先端全体が燃え上がります。
しばらく燃えるままにしておきます。
そうすることによって、ほぼ全部の線香に火がついて、大量の線香の着火は完了です。が…。
さて、今度は、この燃えすぎの状態を収めなければなりません。
そのためには、線香の束を小分けして、密をバラしてください。
炎は落ち着きます。
また、束ねると再び炎が出ますのでお気をつけください。
お供え物がととのったら、手を合わせてご先祖にごあいさつします。
自分たちでお経をあげたり、墓地にお寺の出張所?があるところは、お坊様をお呼びすることもできます。
お布施をご用意ください。
全国的に標準と思いますが、カラス対策として食べ物は持ち帰ることになっています。
ご先祖との語らいのひと時が終わったら、お供物はすべてお下げします。
お花だけしか残しておけません。
お仏膳やお菓子など、その場でいただくことは功徳になるといわれています。
お墓用のお供え物のうちわけ
お花
墓地内にも売店がありますが、とても高価なので、あらかじめ準備していったほうがよさそうです。
庭などで、お盆用にお花を咲かせるのも、新鮮な生花をお供えでき、良いことだと思います。
ちょうど、この時期に咲いて、みため豪華で扱いやすいグラジオラスはオススメです。
お仏膳
汁のこぼれや、暑さでの傷みなど考えて、近頃は、お店の出来合いのもの(法界折詰などと銘打っています。)を持っていくご家庭が多いです。
お菓子
スナック菓子や駄菓子も大丈夫です。
お墓の供物台は小さいですし、持ち帰らないといけないしです。
結局は、自分たちで食べるので好みのものが良いですね。
果物
移動や暑さで傷みにくいものを少量用意します。
こちらも持ち帰らなければなりませんし、果物はなかなか重たいですから。
古い卒塔婆の始末
法事のたびごとに卒塔婆は増えますので、古いものから始末します。
戒名を見て、それぞれの一番新しいものを残しておきます。
墓地の管理棟などに集めておく場所があるので、そちらに持っていきます。
親戚等へのご挨拶
感染症の心配のある昨今、訪問しても上がりこまず、玄関先で「仏様にお供えしてください。」と手土産をお渡しし、
ゆっくり談笑できる日を楽しみに、早々に引き上げるのがお互いのためではないかと思います。
手土産、手土産への返礼の品
お盆の時期の手土産や、お持たせの返礼の品は、
あらかじめ準備しておきましょう。
急なご来訪やスケジュール変更にも対応できて安心です。
※賞味期限切れにご注意のこと
お供えの品、お仏膳の材料なども、予定を立てて、
特売や、ポイントの多い日に買っておきたいです。
近くなってからだと買い忘れたり、
良い品物が売り切れていたりしかねません。
お盆の時期には、値上がり気味になります。
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