《安全第一》雪かたづけ【雪庇除去】『ぽて²農場記』発 雪国生活
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雪庇の除去方法をまとめました
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横長にすると、スマホで見やすくなるかと思います。すみません。
人並以下の体格、体力の自分でもできる
雪片付けのノウハウを、安全重視でお伝えします。
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雪国育ちは、
冬場、外を歩くとき
屋根雪に気をつけろ!
と 強く言われて育ちます。
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これが住宅にできる雪庇です
雪庇は、風下側にでき、伸びていきます。
湿っぽい雪での吹雪が続くと、みるみる成長していきます。
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大雪が続いた後、寒気が緩み、ダレ気味の雪庇です。
落雪寸前、埋まりそうです。
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暖気が続き、先端が落ち、
とけた雪がつららになっている雪庇です。
雪のかたまりは、まだ、落ちなそうですが、
つららは気温が上がると、轟音をたて、落下します。
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下から見上げた雪庇です。
1メートルほども張り出すことがあります。
冬山登山でも、
登山者が、間違って雪庇に乗ってしまっての滑落や
雪庇部分の崩落がなだれを引き起こす。
など、
雪庇は、冬の危険を象徴するような言葉です。
雪庇除去の方法
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命にかかわる事故も起きています。
安全第一で行いましょう。
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屋根に電熱線などを仕込み、雪庇を融かす方法
一番安全で手間のいらない方法です。
施工の費用と、ランニングコストがかかります。
価格は、設置する範囲の広さで価格も変わってきます。
屋根に上り、雪庇部分を排雪する方法
屋根の雪下ろしと同じ難度です。
大変危険な作業です。
業者に依頼するのが安心ですが、
料金はかなりの高額を覚悟しないといけません。
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落とした雪を、
雪捨て場まで運ぶ費用も別途かかることも…。
雪庇防止アイテムを取り付ける
屋根に、フェンス状のものを取り付け、風向きなどを変え、
雪庇のできにくい状態を作ると、うたっています。
様々な形状があります。
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電熱タイプのような、
ランニングコストがかからないのが魅力ですが、
効果があるかどうかは
設置してみないとわからない部分があります。
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風の周り方、屋根の構造など
絡む要素が多くて、
確実なものはまだないようです。
道具を使って下から突き、落とす方法
『雪庇落とし』という名称で
ホームセンターなどで売っている道具を使います。
屋根から張り出している雪を突き、切り離していきます。
自分の立つ位置を間違えると、
落雪に当たったり、雪に埋もれたりします。
屋根に上るよりも比較的安全ですが、
こちらも注意を怠ると命にかかわります。
これが『雪庇落とし』です
金属部分が、
縦長、横長、ギザギザの形など様々なものがあります。
屋根まで届く長さが必要なので、
柄の部分が釣り竿のように入れ子になっていて、
二倍近くの長さに伸びます。
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こちら⇧は、我が家で親の代から使っているものです。
ちょっと旧式ですが、基本的にはこんな感じです。
長さは、この状態で2メートルほど、
入れ子部分を伸ばすと4メートルほどになります。
押したり引いたり力がかかるので、二か所ネジ式で留めて使います。
『雪庇落とし』の使い方
地面から届く高さの雪庇は地上から、
屋根の雪庇の場合は、二階の窓から行います。
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作業の際は、軍手、帽子は必須です。
雪の切りとりかた・刃の使いかた
一気に大量に落とすと、
落下による破壊力が大きくなります。
下のものを壊したり、
思わぬ被害が出ることがあるので、
少しづつ段階を踏んで落としていくようにします。
図解
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刃を下から雪庇に当て、グッと押し込むと、
雪のかたまりに切れ目が入ります。
いちどで、切れ端が落ちることもありますが、
大概は、数回突き、切れ目を何か所か入れます。
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雪の総量が少ないときは、
最初から屋根のギリギリをねらっても大丈夫です。
うまく落ちると、達成感があって
ちょっとスッキリ!
危険度は増しますが…。
安全に作業できる立ち位置はどこか
地上から届く場所の作業
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雪庇の内側に立ち、作業します。
外側からつつくのは大変危険です。
外側からの作業だと、重い雪が当たってけがをします。
一度に大量に崩れ、
落雪に埋まって窒息したり、凍死する事故も起きています。
内側からの作業でも、絶対安全ではないので、
注意して作業してください。
二階の窓からの作業
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室内から、『雪庇落とし』を伸ばし、突き落としていきます。
雪庇まで、距離が遠く、
柄を長く使うことになりますので、
重心が身体の外になりがちです。
切り崩すために力も入りますので、
勢い余って窓から落下しないように気をつけてください。
『雪庇落とし』をとり落としそうになり、
つかんだまま一緒に落下してしまう、
そんな話も聞いたことがあります。
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ご注意ください!
さらに
『雪庇落とし』を使う時には、
柄の先も室内を大きく動き回ります。
小物を引っかけて壊したり、
室内の人に当たらないように気をつけましょう。
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切り離された雪片は、
柄をつたい、こちらへ向かって流れてくる傾向があります。
雪が室内に入っても大丈夫なように、
床にもシートなどを敷く方が安心です。
室内でも、
ゴム長など冬靴をはいたほうが
足も守られるのでおすすめします。
家族にも、声がけを!
作業するときは、
雪が落ちる場所に人や物がないか必ず確認します。
家族には
「雪を落とすので、外に出ないで」 と、伝えましょう。
そうしておけば、家族の危険防止にもなりますが、
万が一、
自分が窓から落ちたり、埋もれてしまった場合、
救助が期待できます。
ひと仕事、終わっても…
落とした雪の、片づけがあります。
そこまでやって、ようやく、雪庇落としの終了です。
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これで当面の安全が、確保されました。
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ふう やれやれ。
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おつかれ、おつかれ…。 これでひと安心。
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