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ジャガイモの植え付け!イラストで解説『ぽて²農場記』

2022-11-10

自家製種イモで、自然農法を意識した
ジャガイモの植え付けをします

ジャガイモの植え付けは、急ぎめで!

植え付け前準備・種イモの用意

ジャガイモは、寒さには強いけど、
気温が30℃を超えると成長がとまります。

できるだけ早く植え付けて、
真夏までの成長期間を長く確保することが、
おイモを大きくするコツのひとつです。

この、土の上にひろげた種イモから、
いいものを選んで、植え付けていきます。

小ぶりなものを、まとめてあるので、
切り分けずに、どんどん植え付けていけます。 

 降雨で洗われ、日光により消毒も、できているはず!

去年採れたおイモの自家製種イモ・発芽がイイ感じ

自家製種イモの詳細はこちら↓をご参考に!

そのまま、2週間ほど放置になります。 

腐敗したイモは、土が安定し植え付けができる時期までには、
乾燥したり、微生物に分解されたりで、ほとんどなくなってしまいます。

残った健康な種イモから、発芽の状態などをみて、
よさそうなものを植え付けていきます。

当園の場合、
前の年に収穫した種芋は、冬の間、屋外で保管されています。

暖房のないガレージなどの屋内での
保管のほうがいいのですが、
場所が取れないのでやむを得ずです。 

ジャガイモが寒さに強いといっても、
零下10度以下になると、凍結してしまうものがでます。

そういうイモは、発芽しません 。

おまけに、凍結したおイモは気温が上がると腐敗します。

ちょっと、におうし、下手すると虫が寄ってくるので、
畑に行けるようになったら、すぐに、土の上に広げに行きます。

植え付け方法

ジャガイモは、地下茎にでんぷんが蓄えられたものです。
(根っこは別にあります。)

種イモの上に成長した茎から地下茎が伸びるので、
種イモの上に、新イモができます。

根と地下茎の違い

ですので、

畝の上に植え付けていくのではなく、
溝を掘るなどして、一段、低い位置へ植え付けます。

背丈が伸びるのに合わせて、
土を上に重ねていくので(土寄せ)、
最終的に、
畝の上に植えたような見た目になっています。 

この『土寄せ』で、新イモが肥大できる場所が広くなります。

また、成長したおイモに日があたって、
有毒成分(ソラニン)ができることも防ぎます。

除草や除虫も兼ねています。

さあ! いよいよ植え付けだー!

これで、OK! 水やりは不要!
あとは、発芽を待つだけなのですが…。 

自然農法としてのジレンマ

溝を掘って植え付けしたり、上に土を盛ったり、
ジャガイモ栽培は、土を大きく動かすことになります。

収穫の時も、大きく掘り上げます。

不耕耘を至上としている自然農法としては、
この栽培法だと、
土を大きく動かすことになるので悩ましいのだ…。

そこで、

苦肉の策として、
土を動かす場所は限定して、あとは、できるだけ動かさない
を実践しています。

こんな感じで、10年ほどやっていますが、
今のところ、問題ないです~。

収量も十分だし、病気も出てないよ。

ジャガイモは連作タブーといわれるのでドキドキの実験だったのですが、

大丈夫そうです!

        でも、なんで大丈夫なんだろう…?

自然農法(雑草と共存)が
功を奏しているのかもな~? 

もともと、雑草との共生は試みている
なんちゃって自然農法のぽてぽて実験農場です。

そのうえ、

手が回らず、収穫後の空き地は、
ジャングルのように様々な種類の雑草が生え放題になります。               

この、多種類の植物の繁茂によって、
土壌条件がリセットされているのではないか…。と考えています。

 だとしたら、好都合だよねー♪ 

溝と土寄せ用の土』以外の、地中の生態系も壊さずにすみます。

溝を掘るメリット

一個一個、穴を掘って植え付けていくよりも、
種イモを、等間隔に置いていき、
土をかぶせる作業が、一気にでき、効率がいいこと、

収穫の際に、地上部が枯れてしまっていても、
おイモの埋まっている位置が直線状なので検討がつくこと、

耕運機を使ってもできること

デメリットは、『土を荒らすこと』~と、
悩ましかったのですが、

この、ご紹介した方法なら、デメリットは最小限で抑えられていそうです。

ラクラクで、
ちゃんと持続可能におイモができているので、
最高だよね!

まあ、そうじゃな!


耕耘機の便利さ(余談)

耕耘機、使ってみたら便利でした~。

クワで、溝を掘っていたころは、
何日も何日もかかっていました。

それが、同じ面積を、なんと一時間もしないで、溝が掘れるんです。

あっ、という間!

今回ご紹介の、溝を整え直す作業は、
ものの15分で終了なんです!

どう便利か、どう使うか。
興味がおありなら、こちらを見てみてください。
https://beoneself2021.com/cultivator1/

ちなみに、当農園の耕耘機はこちら↓ とても小さくてカワイイ。



発芽後は、
ニジュウヤホシテントウとの戦いが始まります! 

ニジュウヤホシテントウの駆除方法についてはこちら


ぽてぽて実験農場記’22 過去記事はこちら

こちらもご覧ください


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