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【お盆の準備】お盆のお膳の作り方・仏壇周りの整え方

2022-07-02

お盆用のお仏膳の作りかた、
お供えの準備など
仏壇周りの整え方をご紹介します

毎年、やっていてもちょっと忘れたりするし、ひとに頼まないといけない日も来ると思うので覚書的にまとめておきたくなりました。

地域や宗派によって、違いがずいぶんあると思います。
ウチのお盆について語るということでご了承ください。ちなみに曹洞宗でやってます。

お盆の準備 概要

お盆の準備は大きく分けると以下のみっつ

仏壇をお盆仕様にする
お墓参り
親戚筋のご挨拶

そしてそれらのための買い出しです。

仏壇をお盆仕様にする

仏壇の掃除、金属製の仏具(燭台等)を磨く 

仏壇のホコリを取りキレイにします。
位牌なども乾拭きします。
線香立ての灰を濾したり、新しくします。ビーズタイプは洗えます。
磨けば光るもの(燭台等)真鍮製の仏具を金属磨き(ピカール等)で磨きます。

仏具の磨き方

ウエス(ぼろ布)が必要です。

古い衣類やタオルなどを使いやすい大きさに切って準備します。

新聞紙などを下に敷いて始めましょう。


ウエスに金属磨きをほんの少量つけて、燭台や、線香立て、御リンなどの金属製の仏具を磨いていきます。

金属磨きを塗り付けるようにしながら、強くこすります。

ウエスはどんどん真黒になっていきます。

磨けば磨くほど光っていく感じです。

もう十分だと思ったら、別のキレイなウエスで仕上げ磨きをします。

この仕上げ磨きで、さらに一段、輝きが増します。

表面に、金属磨きの成分が残らないように拭き上げるのですが、
この時、自分の手も薬剤がついています。

両手にウエスを持ち、手が直接、仏具にふれないように磨いていくと、より良いです。
さらにいうと、仕上げ磨きは化繊が向いています。
油分となじみが良いからでしょう。

ピカピカになります。


面倒な作業ですが、見事にピカピカになるので達成感はしっかり味わえます。

子どもたちと、おしゃべりしながらだと、なかなか楽しい作業になるんですけどね。

手が結構汚れます。 金属磨きの匂いもついています。

しっかり手を洗いましょう。

石鹸でていねいに洗えば、大丈夫、きれいになります。

経机、木魚、お仏椀、お寺さん用座布団を出す

お供え物が普段より多くなりますので、経机を出します。

お寺さんがお経をあげにいらしたときに使う木魚、専用の座布団を準備します。

お仏膳用のお仏椀も出し、すすいでおきます。

お供え物を用意する

お供え物として必要なのは、果物、お菓子、お花です。

毎日使っている線香、ロウソクは切らしていないか確認します。

果物

季節の果物を彩りよく選び盛り付けます。

暑い時期なので途中で買い足すことになります。

一昔前のようにお盆でお店が閉まってしまうことがなくなったので、だいぶ気が楽ですね。

メロン・スイカ・バナナ・葡萄・桃・キウイフルーツなど、季節のものがお盆の時期らしさが出ます。
オレンジ、グレープフルーツ、青りんごも定番です。
パイナップルも見栄えがいいのですが、この時期のものは飾り用のものなのか、お味がイマイチのことが多い気がします。

お菓子

暑い時期なので、日持ちを考えて選びます。箱菓子は見栄えがいいですが、駄菓子でもご先祖様の顔を思い浮かべ、喜びそうなものであれば十分です。

お花

この時期はとても高価ですし、日持ちもしません。

お盆用にお花を植えておくのもいいです。
摘みたての新鮮な花をご先祖様も喜ぶのではと思っています。

我が家ではグラジオラスを使います。ちょうどこの時期に咲いて重宝します。

お仏膳を準備する

お仏膳は、13日から16日までお供えします。

朝にお供えして、あまり長い時間お供えしておきません。

お線香が消えたころには下げて、お下がりをいただきます。

お寺さんがいらっしゃる日は、お経をあげて帰られるまではお供えしておきます。

お仏膳の並べ方

  • 平椀  煮しめ、てんぷらなど
  • 高皿  漬物、季節の新鮮野菜など
  • つぼ椀 ごま豆腐、煮豆、缶詰のフルーツなど甘いもの
  • 親椀  ご飯
  • 汁椀  味噌汁、お吸い物

 ※お箸があるほうが仏様側に向きます。

お仏膳の詳細

平椀用の煮しめ

基本的な材料は、昆布・ニンジン・大根・ごぼう・こんにゃく・干しシイタケ・高野豆腐。レンコン、タケノコ、湯葉などもあり。

たっぷり作ったほうがおいしいし、手間が省けます。
一度に作ったものを毎日煮返して長持ちせたいです。

とはいえ、安全第一でお願いします。

少なくなったら冷蔵庫に保管してもいいですね。

地味な色合いなので、盛り付けできれいに見せましょう。

高皿用の漬物

キュウリやナスをひと口大に切ってポリ袋に入れ、塩を振って軽く揉めば即席でできます。

小口切りの鷹の爪を入れると見た目もきれいです。

こかぶのスライスも、朱塗りの椀に生えてきれいです。

あれば沢庵などの漬物でも、もちろんいいです。

その他、枝豆、ミニトマト、ミョウガなどもむいています。

つぼ椀用のあまいもの

白玉に砂糖や餡を添えたもの・ごま豆腐・煮豆・寒天・缶詰のフルーツ、みつ豆など

親椀用のご飯

白ご飯です。

盛った後、お椀をゆすって、お椀の中でご飯を回転させ、丸くなった面が表に出るようにします。

お寺さんが、いらっしゃる日は、お経をあげる際にお箸を突き立てます。

しっかり立つように、ご飯の量を多めにし、きっちり転がし、硬めに丸い形をつけます。

汁椀用の汁もの

季節の野菜(ナス、千切り大根)や豆腐など 精進タイプ(トン汁はNGです。)なら、家族用のものと一緒で良いです。

お布施を用意しておく

お寺さんがお経をあげにいらっしゃったときにお布施をお渡しします。

前もって忘れないように、のし袋に入れて準備しておきます。
このあたりの相場では三千円ほどです。


長くなってしまったのでページを分けます。
お墓参りについてはこちらの記事をご覧ください