キクイモ、ビックリ大収穫!(保存、調理)『ぽて²農場記』
キクイモの保存や食べ方などご紹介します。
横長にすると、スマホで見やすくなるかと思います。すみません。
キクイモは、健康食品として知られていますが、
正直あまりなじみ深い食品ではないですね。
どんな食品なのか、お味や調理法をご紹介いたします。
キクイモの外観
キクイモは
10㎝ほどのゴツゴツした楕円形のイモ(塊茎)です。
新鮮なものは、薄いピンクがかった皮に包まれています。
3㎝ほどの小さいものもたくさん採れますが、
こちらも、同じように使えます。
小さいものは、ゴツゴツが少なく
ひと口大なので、丸ごと調理に使いやすいです。
使う時は、
タワシやブラシであらうと土が落としやすいです。
どうしてもブラシが届かないときは、
その部分で折ったり、切ったりして洗うときれいに落とせます。
参考 泥んこおイモの洗い方
泥んこおイモなどを洗うとき、
排水溝には、あまり土を流したくないですよね。
そんな時には、スーパーマーケットで、
水物を包んでくれるようなビニール袋に、
泥んこおイモと水を入れ、
少し時間を置いたり、袋ごとゆすったりして土を浮かします。
その後、
おイモを取り出して、キレイに洗います。
袋のほうは、しばらく置いておくと
土が沈むので上澄みを流します。
緩い傾斜を上手に利用すれば、
ほぼ土だけを袋に残せますので、
そのまま捨てたり、花壇などに土としてもどせます。
キクイモの内部は、
乳白色の一様な組織で、スジなどもありません。
ゴボウに似たような香りで、特にクセもありません。
包丁で切ったときの硬さとしては大根ぐらいです。
刃が入ると、裂けるように切れていきます。
すたっ!
切る、スライスするなどの調理には
特に苦労する点はありません。
キクイモの健康成分
キクイモには、
生活習慣病の改善に役立つ成分イヌリンと、カリウムが豊富です。
その成分を踏まえて調理し、有効に利用したいものです。
【イヌリン】
イヌリンは、水溶性食物繊維の一種で、
生活習慣病予防に効果があると注目の成分です。
腸内の善玉菌を増やし腸内環境の改善が期待できます。
また、血糖値の上昇を抑えることも知られています。
さらに、血中の中性脂肪を減らす効果もあります。
このイヌリンがキクイモに多く含まれています。
他には、ゴボウや玉ねぎなどにも含まれています。
確かに、食べたときのおなかの感じとか
風味に似たものを感じる。
【カリウム】
カリウムは身体に必要なミネラルの一種です。
キクイモには、このカリウムも多く含まれています。
カリウムはナトリウムの排泄効果があるので、
塩分を体内から取り除く効果があります。
そのため高血圧症の改善にも期待できます。
放任栽培で、あの草丈の高さ、
大量に咲く花々、
山のように採れるおイモ(塊茎)‼
丈夫なキクイモの元気を、
カラダに取り込みたいねー。
キクイモの料理法
キクイモは、生でも加熱しても使える食材です。
加熱の具合で食感が変わります。
生のままで
皮付きのままスライスして、
塩コショウを振り、オリーブオイルやごま油であえて、風味をつけます。
時間をおかずにすぐ食べておいしいです。
パリパリの歯ごたえがあとをひきます。
歯ごたえは少し失われますが、数日間、常備菜的に食べられます。
サラダに、加えても、独特の歯ごたえで
豊かな風味が楽しめます。
漬物
少し厚めなスライスや、一口サイズに切って漬物としても使えます。
クセがないので、味のバリエーションはお好みで。
当地では、「キクイモと赤かぶの漬物」が定番です。
煮る
煮物として、普通の食材のように使えます。
食感は、生の時とはうってかわってソフトになります。
加熱具合で食感が変わるあたり、
ちょうど玉ねぎと似ています。
ポタージュや、ミルク煮はコーンスープのような風味があり、
人気メニューです。
イヌリンは水溶性なので、汁ごといただく調理法は合理的です。
また、加熱してから潰したものを
パンケーキなどに混ぜ込むのも、ほのかな甘みや風味があっておいしいです。
焼く
丸ごとオーブンでバター焼きしたり、
千切りにしてサッとソテーして使えます。
ひと口大に切ったものをアルミホイルにのせ、
魚焼きグリルを使ってもよく焼けます。
皮に焦げ目がちょっとつくぐらい焼くと、
アツアツのホクホクで、バターとよく合います。
皮ごと食べられますが、
ちょっとつまむと自然につるんとむけます。
お肉料理のつけあわせにはうってつけです。
揚げる
スライスしたものを、あげてキクイモチップスにします。
軽く塩を振り、健康的なおつまみやおやつになります。
丸ごと揚げて塩を振ったものも、美味しいです。
干す
スライスしたものを日に干します。
健康効果を期待して、キクイモ茶として使えます。
水に戻して調理することもできます。
美味しそうなレシピが
COOKPADなどでも紹介されています。
試していないものもたくさんあるので、
楽しみです。
キクイモの保存法
気候にもよりますが、土付きにしておけば、
常温で一週間ほどはそのまま保存できます。
乾燥してくると、
柔らかくなってきて、パリパリの食感は失われます。
皮の色も黄色みが強くなってきます。
一番のおススメは、土に埋めておくことです。
生えていた場所から、使う都度、掘り出すのがベストなのですが、
繁殖力の強さを考えると、ほり残しのリスクは負いたくありません。
大きめのプランターを用意して、
一段ごと土をかけて保存すると
発芽するまで新鮮に保存できそうです。
掘り上げてから2か月経過のキクイモも、
プランターの中で問題なく保存できています。
他には、加熱してから冷凍保存、スライスして干すなどできます。
パンケーキに混ぜ込むなどの場合は
潰してからの冷凍保存はとても便利です。
健康にも効果があり
調理法もたくさん!
保存もきくなんて
キクイモ、結構すごいね!
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