最近のコメント

Thumbnail of new posts 114

: 家庭菜園

さやインゲン・自家採種で安心無限栽培する『ぽて²菜園記』

自家採種は、種子を買わなくても栽培ができること以外にも、メリットがあります。さや ...
Thumbnail of new posts 071

: 家庭菜園

白菜の自家採種・苗移植・食害『ぽて²農場記’22』12月

白菜栽培を、F1の自家採種の種子でもうまくいくか試してみました。「市販の種子」 ...
Thumbnail of new posts 064

: マンガ

漫画エッセイ『ぽて²農場記’22』【家庭菜園周辺マンガ】③

家庭菜園周辺での出来事の漫画仕立てのエッセイです。 今回は、ネズミと鳥たちが出て ...
Thumbnail of new posts 179

: 家庭菜園

キクイモ・勝手に増えー、売れる!『ぽて²農場記’22』11月

家庭菜園のキクイモについての情報です。ここでは、丈夫で採れすぎるキクイモを管理す ...
Thumbnail of new posts 032

: 家庭菜園

サツマイモ・自家製苗でホックホク『ぽて²農場記’22』10月

市販の苗とちょっと違う見た目の自家製苗の植え方をお伝えします。長さのない苗なので ...

サトイモの栽培〈まとめ〉・家庭菜園『ぽてぽて実験農場』日記【11月13日】② - 2021年 冬 -

2021-12-04

サトイモの栽培・まとめ

概要

サトイモは、アジアの熱帯地方が原産のサトイモ科の植物です。
英語では「タロ」になるそうです。

「タロ」、紀行番組でよく聞くタロイモです!。
タロイモ、ヤムイモ、キャッサバ! 南国ロマン~
タロイモの食感ず~っと気になっていました。
 同じ仲間なんですよ。
日本には縄文時代には入ってきていて、稲作よりも長~くお世話になっています。

熱帯原産ということで、寒さと乾燥は苦手です。

栽培記録

収量増えるかなぁ…

苦土石灰や完熟たい肥、窒素10%の化成肥料を施せと、ガイド本にはあります。
誘惑はありますが、ぽてぽて実験農場では基本、使いません。
最初に、米ぬかをさっとまく程度は、気分でします。

種イモの植え付け

当地は、寒冷地のため、充分暖かくなった5月中旬以降に、種イモを植え付けます。

いつも湿り気のある場所。具体的には、大きく枝を張った桜の木陰を選んでいます。

連作障害をさけるため、以前のサトイモの場所とは違う位置にします。

水はけは、悪くていいし、深く植えると地温も低いので畝は高くする必要はありません。

種イモの深さは10㎝程度で株間は大きめの50㎝ほどです。

サトイモの催芽(芽出し)

話が前後してしまいますが、

種イモは、その後の成長スピードが上がり、生育期間もながくとれるので、芽出しをさせておくのがオススメです。
芽出ししていない種イモは、地温が十分に上がるまでは、待てど暮らせど、芽が伸びてきません。

芽出しの方法は、基本的には、暖かく湿った環境を作ってあげる です。

・ポリポッドなどに植えて暖かい場所に置いておく。
・畑の日光で温まる場所に浅く植え、トンネルを作って保温に努める。

などで芽出しできます。

芽は、くるんと丸みのあるほうから伸びてきますので、そちらを上にします。


本葉が二、三枚になったら植え付け適期です。

余談

実は、今年、芽出しの時期、うっかり種イモを買い忘れてしまいました。
園芸店を何軒か回ったのですが、いつも買う「土垂」は売り切れです。😫

どうしたかというと、スーパーマーケットに行きました。
食用のサトイモで、チョンと緑色の芽が出たものが、値引きで売られているのを見たことありませんか?
それを集めて種イモにしたのです。
過去にも、何回も経験済みで、無事収穫できています。

芽も出ていることだし、遅くなったしとそのまま、用意した畝へ植えました。
地上へ伸びてくるのが遅いのは、了解済み。 目印にヨモギの支柱を立てておきます。
これで、雑草が生え放題になっても種イモの場所が分かります。

ここまで、織り込み済みでの植え付けでしたが、6月になっても、7月になっても芽が出てきません…。💦
さすがに、腐っちゃったかなー。 と判断し、晩生として売られていた「セレベス」を買いました。
あきらめたとはいえ、未練がましく、目印のある場所はそのままにしておきました。


さて、十分に、暖かくなっていたので、セレベスは順調に発芽し、ぐんぐん生育していきました。
ひと安心です。

 と、 ふと見ると、「土垂」にも、小さな芽が出ているじゃないですか! 今頃ですかー。

どんだけ、発芽が遅いんじゃ~!

 というわけで、結果、今年はたくさんのサトイモが収穫された。
というお話でした。

土寄せ

大きな葉・天水を自分の根元へ集める形状をしています

イモの葉の露を集めて硯に入れ、
七夕の短冊を書く…。

発芽は、のんびりですが、夏になり、地温気温が高くなると、みるみる大きく成長します。

地中の塊茎の肥大が始まり子芋の成長も始まりますので、土寄せをします。
一度には大体5㎝程度が目安です。

土寄せの目的

おイモが育つ場所を確保するため。
おイモを日に当てないため。
子芋の茎を埋めるため。
(成長を止め養分を分散させない。)
保湿のため。

サトイモは、乾燥は大敵です。
水の管理は欠かせません。

木陰にあり、株元を雑草に覆われた、ぽてぽて実験農場では、灌水の手間という点では楽ができています。

イモの葉に、キリギリス

収穫期と種イモの確保

あとは、サトイモの生育がとまる季節までに、どれだけ、おイモが大きくなれるかです。

霜が降りると、葉が黒く枯れてきます。そうなったら、もう生育は望めませんので、収穫の時期です。
寒さにあたると、食感がゴツゴツと悪くなることがあるので、さっさと掘り上げてしまいます。

日本では、一年草のような扱いのサトイモですが、熱帯では、多年草として何年も生育を続けます。
したがって、土に埋まった、又は、それにちかい状態で、暖かい場所(10℃ぐらい)で過ごさせることができれば、子芋も親芋も春まで保存でき、種イモとして使うことができます。
15℃を上回ると発芽が始まります。


家庭菜園『ぽてぽて実験農場』日記【11月13日】 - 2021年 冬 -

「サトイモの収穫」 はこちら

「サトイモの調理のコツ」 はこちら

「サトイモの保存法」 はこちら


11月の枯れ尾花

このブログ内の写真は、ほぼ全部、ぽてぽての撮影です。
お気に召した写真がありましたら、下記のサイト「photoAC」から、
きれいな画質でダウンロードできます。
枚数に制限はありますが、無料です。

写真素材素材【写真AC】

にほんブログ村ランキングに参加させていただいています。
励みになりますので、よろしければクリックお願いいたします。