サトイモの保存法〈セリ、ニンジン等〉・家庭菜園『ぽてぽて実験農場』日記【11月13日】④ - 2021年 冬 -
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サトイモの保存法
サトイモの保存の目的として、食材としての保存と来季の種イモとしての二つがあります。
どちらが目的としても、新鮮に保存するためには、サトイモが居心地のいい環境に置くのが最善です。
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サトイモの保存に適した環境
サトイモの原産国は熱帯地方です。
そこでは、サトイモは一年で枯れることなく、何年も生育を続けます。
つまり、熱帯地方っぽい暖かく湿った環境にあれば、ずーっと枯れず新鮮さを保つということです。
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大きなハウスとかで育てれば、年中収穫できるのかな?
そんな具合で、サトイモ自身は、一年で枯れちゃう気は全然ないので、湿って暖かい環境であれば、生育を続けようとします。
サトイモの生育の適温は15℃~30℃ぐらいです。発芽温度は15℃です。
霜にあたると枯れてしまうことから10℃前後の環境に置けば、ベストの状態で保存できるといえますね。
暖かい地方の保存法
ぽてぽて実験農場のポリシー「なんちゃって自然農法」の参考にさせていただいている書籍のひとつに
「いのちの営み 田畑の営み -自然農・栽培の手引き-」という鏡山悦子さんの著書があります。
そちらに記載の保存法をざっと紹介させていただきます。
1. 収穫せずに藁などで保温して畑に置いておく。
2. 茎を切った状態のサトイモを子芋など外さずに、
60㎝ほどの穴に埋めて藁や干し草をのせ、さらに土で覆う。
このようにすれば、春まで保存でき、必要な時は適宜掘り出して使うことができるそうです。
ただ、鏡山さんの畑は九州にあるので、当地では、同じようにはできない場合も多いんです。
関東より南の地域では、上記の保存法は十分可能らしいです。
しかし、豪雪寒冷地のぽてぽて実験農場では、残念ながら不可能です。
暖かくない地方の保存法
ひとことで言えば、
泥んこの土付きのまま、子芋など外さずに新聞紙などにくるみ乾燥を防ぎ、10℃前後の場所で保存する。
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これで、だいたいひと月ぐらいは、十分おいしくいただけます。
しかし、これだけでは限度があるんですよね。
なので、山形などで、芋煮会が行われるのは、
サトイモが美味しいうちに食べちゃおう♪
という発想からと聞いたことがあります。
実験的な保存法
ぽてぽては、考えました。
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プランターなどに埋めて、温度と湿度を管理したら、
暖かい地方のように保存できるのではないだろうか。
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10℃前後を確保するための、室内保管(玄関先カナ?)も考えて丈夫な段ボールにビニール袋をしいてサトイモを埋めてみます。
保存の際には上下をさかさまにすると、一般的にはいわれますのでその通りにします。
換気を考えて、袋の口は緩く開けておきます。
実験開始です。春以降に結果のご報告をしたいと思います。
ここでご紹介したいのが、収穫後のニンジンの保存法です。
サトイモの保存法の根拠としているところです。
ニンジンの保存法
今日は、畑じまいの一環として、全部掘りだして持ち帰ります。
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ニンジンは、あまり長く畑に置くとスが入ったり、大きくなりすぎて味が落ちます。
かといって、一度に収穫してしまうと、使い切る前に、鮮度が落ちてしまいます。
理想は、適期に使う分だけ収穫できることです。 が、畑が遠いとそううまくもいきません。
そこで、ご紹介したいのが、生け簀ニンジンです。
生け簀ニンジンの作りかた
ニンジンの生育が進み、これ以上は品質が下がるという時期になったら、大きめのプランターを用意します。
あらかじめ半分ぐらいまで土を入れておきます。
ニンジンを畑から抜きます。
鮮度を保つため、葉っぱは取ってしまいます。
収穫したニンジンは、プランターにギュッと差し込んでいきます。
乾燥を防ぐのが目的なので、ぴちぴちでかまいません。
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埋めおわったら、ニンジンがすっかり隠れるまで土を追加します。
完成です。 自宅に持ち帰ります。
こうしておけば、長期間、新鮮に保存できます。
※ニンジンの葉も食材としておいしいので、必要な分は収穫物として持ち帰ります。
生け簀ニンジンの結果
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新しく出てきた葉の下に、ニンジンが埋まっています。
葉をつまんで引き抜くと収穫できます。
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雨続きなので、だいぶ泥んこです。
ちょっと、形が悪いけど、
キレイに洗うと、こんなにピカピカ新鮮です。
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ニンジンは、成長が進むと、急激な水分の変化で縦に割れてしまうことがよくあります。
実が充実しすぎていると、ひきぬいた目の前でパックリいくとこもあります。
それを防ぐためにも生け簀ニンジンは有効です。
サトイモ、ニンジンと保存法をご紹介してきました。
年末年始にあるとウレシイ、セリの保存法もご紹介いたします。
セリの保存法
前回、畑に来た時に、枯れたカナムグラをどかしたら、セリの新芽が出ていました。
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これは、是非、年末年始に活躍してほしいと思うのですが、まもなく積雪で畑には入れなくなってしまいます。 …むむむ…。
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そうだ。 生け簀式保存法だ!
引き抜いてみると、根は、しっかりしています。
新芽が出ている一帯を掘り上げると確実なのでしょうが、春には、セリ鍋を食べたいので、間引く感じで、10株ほど引き抜きました。
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保存法といっても、プランターに移植しただけな気がします。
セリは、とても丈夫なのでしっかり根付いて、成長しています。
ひと月後には、この通り。
草丈も伸びて、移植後に出た新芽も増えてきました。
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鉢植えのセリといった状態になりました。
うまく管理していけば、茶わん蒸しやお雑煮などに活躍してくれるでしょう。
二度見の黒ネコとタヌキ
そんなこんな、な、作業をしているとき、惚れ惚れするほど綺麗な黒ネコが畑を横切っていきました。
やたらに振り返り、二度見するので、その方向を見てみたら…。
また、タヌキが来ていました。
ネコにとっても、かれらは 「‼?」 な存在なのですかね
今回は、すぐに逃げちゃったので、10秒ほどの短い動画ですが、良かったらご覧ください。
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