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サトイモの栽培〈まとめ〉・家庭菜園『ぽてぽて実験農場』日記【11月13日】② - 2021年 冬 -

2021-12-04

サトイモの栽培・まとめ

概要

サトイモは、アジアの熱帯地方が原産のサトイモ科の植物です。
英語では「タロ」になるそうです。

「タロ」、紀行番組でよく聞くタロイモです!。
タロイモ、ヤムイモ、キャッサバ! 南国ロマン~
タロイモの食感ず~っと気になっていました。
 同じ仲間なんですよ。
日本には縄文時代には入ってきていて、稲作よりも長~くお世話になっています。

熱帯原産ということで、寒さと乾燥は苦手です。

栽培記録

収量増えるかなぁ…

苦土石灰や完熟たい肥、窒素10%の化成肥料を施せと、ガイド本にはあります。
誘惑はありますが、ぽてぽて実験農場では基本、使いません。
最初に、米ぬかをさっとまく程度は、気分でします。

種イモの植え付け

当地は、寒冷地のため、充分暖かくなった5月中旬以降に、種イモを植え付けます。

いつも湿り気のある場所。具体的には、大きく枝を張った桜の木陰を選んでいます。

連作障害をさけるため、以前のサトイモの場所とは違う位置にします。

水はけは、悪くていいし、深く植えると地温も低いので畝は高くする必要はありません。

種イモの深さは10㎝程度で株間は大きめの50㎝ほどです。

サトイモの催芽(芽出し)

話が前後してしまいますが、

種イモは、その後の成長スピードが上がり、生育期間もながくとれるので、芽出しをさせておくのがオススメです。
芽出ししていない種イモは、地温が十分に上がるまでは、待てど暮らせど、芽が伸びてきません。

芽出しの方法は、基本的には、暖かく湿った環境を作ってあげる です。

・ポリポッドなどに植えて暖かい場所に置いておく。
・畑の日光で温まる場所に浅く植え、トンネルを作って保温に努める。

などで芽出しできます。

芽は、くるんと丸みのあるほうから伸びてきますので、そちらを上にします。


本葉が二、三枚になったら植え付け適期です。

余談

実は、今年、芽出しの時期、うっかり種イモを買い忘れてしまいました。
園芸店を何軒か回ったのですが、いつも買う「土垂」は売り切れです。😫

どうしたかというと、スーパーマーケットに行きました。
食用のサトイモで、チョンと緑色の芽が出たものが、値引きで売られているのを見たことありませんか?
それを集めて種イモにしたのです。
過去にも、何回も経験済みで、無事収穫できています。

芽も出ていることだし、遅くなったしとそのまま、用意した畝へ植えました。
地上へ伸びてくるのが遅いのは、了解済み。 目印にヨモギの支柱を立てておきます。
これで、雑草が生え放題になっても種イモの場所が分かります。

ここまで、織り込み済みでの植え付けでしたが、6月になっても、7月になっても芽が出てきません…。💦
さすがに、腐っちゃったかなー。 と判断し、晩生として売られていた「セレベス」を買いました。
あきらめたとはいえ、未練がましく、目印のある場所はそのままにしておきました。


さて、十分に、暖かくなっていたので、セレベスは順調に発芽し、ぐんぐん生育していきました。
ひと安心です。

 と、 ふと見ると、「土垂」にも、小さな芽が出ているじゃないですか! 今頃ですかー。

どんだけ、発芽が遅いんじゃ~!

 というわけで、結果、今年はたくさんのサトイモが収穫された。
というお話でした。

土寄せ

大きな葉・天水を自分の根元へ集める形状をしています

イモの葉の露を集めて硯に入れ、
七夕の短冊を書く…。

発芽は、のんびりですが、夏になり、地温気温が高くなると、みるみる大きく成長します。

地中の塊茎の肥大が始まり子芋の成長も始まりますので、土寄せをします。
一度には大体5㎝程度が目安です。

土寄せの目的

おイモが育つ場所を確保するため。
おイモを日に当てないため。
子芋の茎を埋めるため。
(成長を止め養分を分散させない。)
保湿のため。

サトイモは、乾燥は大敵です。
水の管理は欠かせません。

木陰にあり、株元を雑草に覆われた、ぽてぽて実験農場では、灌水の手間という点では楽ができています。

イモの葉に、キリギリス

収穫期と種イモの確保

あとは、サトイモの生育がとまる季節までに、どれだけ、おイモが大きくなれるかです。

霜が降りると、葉が黒く枯れてきます。そうなったら、もう生育は望めませんので、収穫の時期です。
寒さにあたると、食感がゴツゴツと悪くなることがあるので、さっさと掘り上げてしまいます。

日本では、一年草のような扱いのサトイモですが、熱帯では、多年草として何年も生育を続けます。
したがって、土に埋まった、又は、それにちかい状態で、暖かい場所(10℃ぐらい)で過ごさせることができれば、子芋も親芋も春まで保存でき、種イモとして使うことができます。
15℃を上回ると発芽が始まります。


家庭菜園『ぽてぽて実験農場』日記【11月13日】 - 2021年 冬 -

「サトイモの収穫」 はこちら

「サトイモの調理のコツ」 はこちら

「サトイモの保存法」 はこちら


11月の枯れ尾花

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