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サツマイモの苗は自分で作れます!《家庭菜園》コスパ強野菜             

2023-02-14

苗を買わずに収穫し続けるための
簡単なサツマイモの苗取りの方法です

横長にすると、スマホで見やすくなるかと思います。すみません。

法的根拠はこちらを参考に

『ジャガイモの種芋は自分で作れます!《家庭菜園》コスパ強野菜』
の中で記術しています。

サツマイモの苗づくりをオススメする理由 

掘りたてサツマイモ・イモの葉を添えて

サツマイモの植え時になると園芸店などで、苗を束にしたものが売られます。

その苗は、茎を伸ばして、それを7節ほどで切り取ったものです。
結構お値段が張ります。
品種にもよりますが、10本で500円ほどはします。

結構、高価…。

サツマイモの苗づくりをオススメする理由
それは、ポイントさえ抑えれば、
簡単に自分で作ることができるから。

そして、栽培自体も、簡単です。

覚えておいて損はないです。

自家増殖でサツマイモを作れたら、
最低限、生きていけるかも⁉

doguusisyou

やせた土地でも収穫できるし、栄養価も高い。
寒冷地で山中の、
寒い『ぽてぽて実験農場』でも
楽々つくれる、ウレシイ作物じゃ!

サツマイモの苗づくり(一般的なもの)

普通の作り方は知ってるよー。
 という方は、スクロールしていって
サツマイモの苗づくり(ぽてぽて実験農場式)
 を見てください。

目次から移動すると早いです。

サツマイモの苗を作る方法をご説明します。

秋に収穫したサツマイモを、
食べるつもりで普通に保存しておくと自然に芽が出ます。
その発芽を利用します。

もちろん、スーパーで買ってきたおイモに芽が出たものも使えます。

その芽を園芸店などで売っている状態までに成長させるには、
3つの方法があります。

種イモを畑に植える方法(露地栽培)

水耕栽培

温床を使う方法


①種イモを畑に植える方法(露地栽培)

種イモを芽を上にして5~6センチの深さで畑に植えます。

順次伸びてきたつるを7節程度(葉が7枚ほど)で切り、苗とします。
どんどんつるが伸びてくるので順次切っていく方法で、
20本ほども苗をとることができます。

これは、欠損補填用のものを、ひと夏物陰に置いたものです。

苗を植え付ける適期の(当園では4~5月まで)に、
苗が十分成長できる暖かさがあれば一番楽な方法です。

暖かい地方に向いています。
関東ではトンネル栽培にすれば可能です。

しかし、当地では、植え付け適期には残念ながら間に合いません

苗を採らずに、
種イモをそのまま植えたらどうなの?

種イモ自体が、
さらにでかくなるばかりなのじゃ。
その巨大イモも、筋っぽくてのう。

何本も採れることだし、
適度な大きさの新イモを収穫した方がいいね!

②水耕栽培

種イモを容器に張った水につけ、苗を伸ばす方法です。

暖かい室内でできるので、寒いうちから始めることができます。

雑菌が繁殖するので、水替えは頻繁に!
管理が少し面倒です。

水耕栽培用の液肥を加えると成長が良いのですが、雑菌も繁殖しやすくなります。

③温床を使う方法

温床が何かわかりません!

堆肥を作る際に、発酵熱がでるじゃろ
その発熱を利用しての発育促成じゃ!

棒杭で囲った丈夫な枠組みの中に、
枯れ葉、米ぬか、鶏糞などを混ぜたものと、
通気のための藁を交互に重ねていくのじゃ。
昔は下肥などをかけたのじゃ。

その上に、土を30㎝ほど被せ、
種イモを埋め込むのじゃよ。

外気温が低いと、発酵もうまく進まないし、
発酵自体もいつまでもは、続かないから、
ちゃんと苗が育つためには、
時期をずらして、
もう一個つくらないといけないのじゃ。

大仕事だね~
ちょっと、家庭菜園の範疇じゃないよ。

家庭菜園の量なら、
保温力の高い、
発泡スチロールの容器(トロ箱)
で簡易的に作れるがの。

段ボール箱堆肥の要領か。
混ぜやすく通気性の良い土嚢袋でもできるから、
種イモが1~2個なら
直接植えこんでもいいかもね。

温床として使い終わった後には、
堆肥にもなるから、無駄がないね~

でも、
気温が高いと60℃ぐらいまで、温度が上がるぞ。
温度管理が難しそうだ~!

種イモの消毒について

消毒のために、
種イモを48℃のお湯に40分つけるといい
といわれておる。

ぽてぽて実験農場じゃ、やってないがのう

だねー!

サツマイモの苗づくり(ぽて²農場式)

実は、一番おススメしたいのはコレ!
上記のように、つるを長く伸ばさなくても、
苗を採る方法があります。

収穫したサツマイモを常温で保存しておくと、芽が出てきます。↓

この、ちょっと芽がでたおイモを、
プランターなどに半分顔を出した状態で土に埋めます。

全部埋めると、
使える苗になるまでに時間が長くかかります。

芽の生え際から根が伸びるように、
この部分が土に埋もれることが重要です。

芽の周囲5㎝ほどあれば十分なので、
おイモ全部を使わなくても大丈夫です。

芽のないところは、
食べちゃってもいいのさ!

ただ、芽が全体から伸びている場合もありますので、
その場合は丸ごと使うことになりますね。

プランターに、入るだけギッシリ並べても問題なしです。

車庫や物置、玄関先など寒くなく(10℃以下にならない)、
土や水がこぼれても困らない場所においてください。

乾燥してきたら、水やりしますが、ほとんど放置で大丈夫です。
光のあるなしは、あまり関係ないようです。

土の湿り気を保ちながら、
しばらく待っていると
芽が成長してきます。

さらに、もう少し待つと
根も出てきます。

そのころに、
そっと芽をつまんではずすと
根のついた状態でとれます。

これが苗になります。

苗の完成です

室温にもよりますが、ひと月ほどはかかるので、
植え付けたい時期から逆算して始めます。

長さが5㎝ぐらいになっていると、十分使えます。
3㎝以下では、植えても、枯れはしませんが成長に遅れが出ます。

定着した、ぽてぽて実験農場式苗

苗は、芽の先を少し土から出して、植え付けていきます。

苗とり用の種イモは、細かったり、小さかったりでも、
大きなイモの、芽のあたりを切り取ったものでも大丈夫です。

15㎝×30㎝ぐらいのプランターふたつ分で
50~60個の苗が採れます。

この方法で、苗を買わずに、
ずっとサツマイモをつくり続けられています。

発芽さえあれば、
いろんな品種のサツマイモで苗が採れます。

登園では、ベニアズマがメインです。
寒冷地だけど、いい感じに栽培できてます。

余談 サツマイモの丈夫さの証明

サツマイモが、苗採りラクラクな証拠をお見せしましょう。

写真は、ふた冬越したサツマイモです。
芽が長~く伸びています。

どうゆうこと?

おイモは、しなびてきています

種イモが残ってしまったものを、段ボール箱に入れたまま忘れていて、
秋ごろ箱の中を見てみると、
芽が枯れるどころか、さらに長く伸びています。

このまま、冬を越したら苗に使えるかも?

と、いうことで、翌4月の状態がこれらの写真です。

枯れたようになっているものも、ありますが、
こんなに葉っぱが青々しているものもあります。

サツマイモ本体の養分と水分で、
2年も生き延びて成長したということで、

すごくないですか?

若干、つるも細い気がしますが、今年、植えてみます。

もし、これらが育ったら、
『サツマイモは放置するだけで苗が取れます!』
と、ご報告できるということですね。

どうなるかお楽しみに!
 サツマイモ丈夫ですね。

余談のおまけ

2年越しの種イモの苗からも
しっかり、おイモは取れました!

でも、苗の本数採れないから、
あえてやるほどでもないですね。

さし苗の植え方に関すること

さし苗の植え方で、できるイモの大きさが変わるらしいと聞いたことがあります。

「苗の各節からそれぞれイモが育つので、苗は水平に植え付けましょう。
  垂直だと巨大なイモが一個だけできます。」
                といった内容です。

ぽてぽて実験農場式では、「節」はないんですよね…。
収穫自体は、大小合わせて4~8本は採れてはいます…。
まあ、普通ですね。

でも、たまに!

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_0174-1024x683.jpg

こ~んなのが、採れます。

大きいイモは達成感があって楽しいのですが、
その分本数が減ります。

使いやすいサイズのものだけ作るには
どうしたらいいかな、と思うところです。

昨年は、いつもより苗を長めに伸ばし、
節を作り、ためしてみました。

結果!

違いは、あまりありませんでした

今期以降も、おイモの大きさの因果関係を
探っていきたいと思います。

畑があれば
食べ物が恒久的に作れるよ~。

この自家製苗の植えつけ方はこちら↓をご覧ください。

次回は、アスパラガスの自家採種の予定です。


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