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小型耕うん機を使う!《培土器の便利な使い方》【図解】『ぽて²農場』

2022-08-21

家庭用・小型耕うん機 FG201【プチな】
《『培土器』を便利に使うコツ》

横長にすると、スマホで見やすくなると思います。
すみません。

家庭用小型耕うん機『プチな』の概要についてはこちら↓から


ハードな土壌の『ぽて²農場』で、
しっかり活躍中!

培土器とは

 『培土』とは、土寄せのことです。
つまり、中耕して、株もとに土を寄せる道具のことです。

耕うん機『プチな』には、培土器等、
アタッチメントを取り付けることができます。

『プチな』のアタッチメント 一例



上記以外にも、プチなに使える別の種類の培土器、
除草用のローターなど数種のアタッチメントがあります。

参考

『プチな』よりも大きなタイプ(上位機種)では、
使えるアタッチメントが豊富になります。

『こまめ』(お値段も10万円越え)になると、
マルチを張れるマルチ作業機があります。 
ご参考までに。


このマルチ作業機『こはる』の場合、
高さ10㎝幅、30㎝の平畝になります。
マルチシート(農ポリ)は専用のものが必要です。

こちら↓が耕うん機『こまめ』です


素敵なんだけど、重量が27kg。小学生3~4年生の体重レベル

車載時、持ち上げる自信がない…。

培土・うねたてのしくみ

上記の『プチな』等に対応した商品では、
かまぼこ型の畝がつくれます。
調整棒(ドラッグバー)を取り外し、そこへとりつけます。

回転爪でほぐした土を、
後方に控えた培土器が、
左右にかき分けていきます。

鉄道を除雪するラッセル車のイメージです。

そうすることで、山、谷ができる仕組みです。
ヒトは、土がかき分けられた谷の部分を歩いていきます。

ぽて²農場で使っている培土器は、
購入の際にセットになっていたものです。

単価はわかりません。
が、羽の大きさを調整でき、仕組みは同じです。

倍土器等、アタッチメントの取り付け方

取り付け部分の径が合えば、なにかしら、取り付けられそう。
工作ができる人なら、いろいろ作れるかも…。

培土器の便利な使い方

培土器は、その仕組みから、色々便利に活用することができます。

培土器を取り付け時も、回転爪が土をほぐしながら進むことに変わりはありませんが、
あらかじめ耕耘してからの方が、培土器はよく効きます。

みぞを掘る

耕うん機は、目標を見定めて直進させると、直線的に真っ直ぐ進みます
したがって、培土器が取り付けてあると、ミゾは真っ直ぐに掘られます。

深さは、取り付け部のバーの、どの位置の穴を使うかで調整できます。

ミゾに植え付けてから、土寄せをして育てていくジャガイモや長ネギなどで便利です。

溝施肥は、先にミゾを作って肥料を入れ、その両側にうねたてで完了です。

うねたて

うねにしたい場所の左右両側を、稼働させることで、土が寄せられてうねになります。

羽の広さで通路の間隔やうねの大きさの調整ができます。

土寄せ

作物の間を、稼働させると、中耕と土寄せができます。

培土器だけでは、そうそう狙ったところに命中しないので、仕上げ作業は必要です。

 移動しながら、足でも土を寄せていくんだけど…。 

オススメしたいような、あぶないような~

株間が狭いと、作物を傷つけてしまうので、あらかじめ距離を考えて植え付けます。
『プチな』は、通常は45㎝幅、
回転爪の外側を取り外して間隔を狭くすると25㎝幅になります。

マルチ作業の補助

『プチな』には、
マルチング用の農ポリ(マルチシート)を張れるアタッチメントはありません。

でも!

培土器を利用したちょっとしたコツで、
作業が楽になり、なおかつ強風に、はがれにくくできます。

実は、 耕うん機導入で最も効率的になったのが、
このマルチ作業だったのだ!

マルチ作業・基本の手順

培土器を利用して、楽に、しっかりマルチ張りをする手順

削られた分の土が、うねのそばに積み上がります。
これが、ミソです!

広めにうねを作り、通路幅を確保します。

うねの両端を削るように、幅を狭くした培土器を再度使います。

この作業で、
うねを作りつつ、農ポリの裾をしっかりと覆う土も確保されます。

すぐそばに、寄せるべき土が待機しているので、
ポリを覆う作業が 非常に楽になります。

あんまりにも、早くてラクでウソのよう…。

農ポリ(マルチシート)を張るコツ

農ポリ(マルチシート)について

農ポリ(マルチシート)は黒、白、透明、穴の形状等目的に応じて様々です。
厚さ、サイズ、長さも種類があります。 目的に応じて使い分けます。

ぽて²農場では、防寒、保水、雑草管理を目的として、黒マルチを使います。
このような↓巻いているタイプのものを使っています。

 200m!長っ! と 思ったけど、
劣化はないし、場所も取らない。
長いうねには 巻いてる方が使いやすいよ。


農ポリ(マルチシート)を張るコツ 培土器を利用したうねの場合

風が、弱いときはもっと長く、5mほど、広げても大丈夫です。
(作業途中で、あおられると、元の木阿弥に…。)

少し、引き気味にすると見た目がキレイになります。

このときに、近くに寄せるための土がタップリあることが、”良き事”なんです!

ポリの端を抑える土が少ない場合、回収はしやすいのですが、
強風ではがされやすくなります。
飛ばされた先で、ご迷惑をおかけしたり、生育中の苗が傷んだりして
とても困りものです。

こちら↓の写真は、近所の畑です。
マルチとトンネルが強風で被害甚大です。
大型の農業機械でマルチ作業をしたものです。

強風にはがされるマルチとトンネルがけ(>_<)
ぽて²農場のサツマイモのうねは無事でした。長さは、10mほど

サツマイモは高うねにするので、風には、より弱いのだけど、
培土器を利用した方法では、被害が出ませんでした。

耕うん機導入なら、培土器は使った方が絶対いいです。

利用価値が数倍上がります。

余談 ジャガイモの収穫はできません

夏場でジャガイモを掘りきれないことが、ままある、ぽて²農場です。
そして、晩秋に、雑草が繁茂し、土壌が硬くなったあとから、収穫する羽目に…。

ご想像の通り、作業がとても重労働になってしまうのですが…。
重労働に、嫌気がさし、
なんとな~く、耕うん機を使ってみたら掘り出せそうな気がしてしまいました。

ちょっと、疲れていたんでしょう…。

確かに、掘り出されますが、3割ほどが、真っ二つです。

それも、大きいものほど割れてしまうので、まったくおススメではありません。
回転を弱めることができたら、イケる気はします。

回転爪で…。

おいも、
真っ二つ

自然農法を意識しての耕うん機の使いかた

不耕耘を至上とする自然農法としては、
耕耘機をどう考えるべきか、悩ましいです…。

耕うん機をどう使うか。

うねたては、必須です。

雑草が勝ちすぎて原野のようになってしまった箇所も使いたいです。

ジャガイモなどの、大きく土を動かすモノ以外のうねでは、
耕耘したくありません。

そうなると…。

雪解け後は、野生動物や、積雪でうねは例年、形が崩れてしまいます。

崩れたうねの周囲(通路)に培土器を使い、
形を整えることが使い道としてはアリだと思います。

うねの周囲の通路を、掘り下げ、
その分の土をうねの上に盛り、形を整えていくイメージです。

うねの、中央部は耕耘されず、
生態系が乱されません。

あまり意識しなくても、真っ直ぐなミゾが作れます。
『ぽて²農場』の見た目は、次第にスッキリしてきました。

鍬だとどうしても、うねは曲線を描いてしまいます。

行方不明になっていた鎌などが、数年ぶりに掘り出されることもあります。

このぐらいの使い方なら、ギリギリ自分で許せる気がしてます。

なんか、罪悪感が、つきまとうんだよね…

まったくの自然のままでは、は成り立たないのじゃ

もしかしたら、『自然から収奪しているかもしれない。』
という意識を忘れないでいることが、ポイントじゃろう。 

黒マルチの反射光がキラキラです。(近所の畑)

機会があれば、燃料補給、搬送等、メンテナンス。
組み立て時の様子。デメリット集なども、ご紹介したいと思いますが、
今回は、ここまでにいたしとうございます。

大型機械でのマルチ作業
逆光のネギ坊主・足元にはアカマンマ(イヌタデ)

こちらもご覧ください


写真素材素材【写真AC】


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