スベリヒユ・夏場に美味しい【畑周辺の役に立つ雑草】
スベリヒユ
役に立ちます!
スマホは、横長にすると、見やすくなると思います。すみません。
作物以外の、勝手に生えてくる草は
雑草と呼ばれ、畑の邪魔モノ扱いです。
でも、自然農法では、
生物相の正常化や、土壌の改善に重要な働きをするなくてはならない存在です。
そして、もっとダイレクトに役に立つナイスな雑草も数多くあります。
今回はスベリヒユについてご紹介いたします。
夏場、乾燥気味の地面で
ほかの植物たちが、しおれそうなとき、
スベリヒユ(滑莧)(学名: Portulaca oleracea )は、
ひとり勝ちで元気に成長しています。
一年草ですが、たくさんの種をつけ、
毎年いつの間にか生えてきて絶えることはありません。
とはいえ、
地面に這うように育ち、
丈も低いため日陰も作らず、
大きな株に成長しても簡単に抜けることから、
そんなに邪魔な感じはしません。
土の乾燥も防いでくれて、ありがたいかも。
スベリヒユのお役立ちポイント
食用として美味しく栄養もあること
ハーブとして効能があること
食用【特筆すべき栄養成分・調理法】
スベリヒユは、健康効果が期待できる
話題のω-3脂肪酸を多量に含んでいます。
ビタミン類や、マグネシウム、カルシウム、鉄、カロテンなどのミネラルも豊富です。
いかにも健康によさそうです。
食べ方は、ホウレンソウなどの葉物の野菜と変わりありません。
若いころの葉はサラダなど生でも食べられますが、
ゆでて水にさらし、おひたしや、炒め物で美味しくいただけます。
ぬめりと少しの酸味があり、
食感としてはツルナ(ツルムラサキ)をイメージしてください。
夏場の葉物野菜の少ない時期には重宝します。
天ぷらもおすすめです。
夏の終わりには、直径5㎜ほどの可憐な花が咲きます。
こうなると食用には向きません。
園芸種としてハナスベリヒユ(ポーチュラカ)があります。
こちらも食べられます。
同属に『マツバボタン』があります。
細かいたくさんの種が
カプセルにつまった感じの種のでき方がそっくりです。
薬用
いぼ、ほくろ・ニキビ
いぼやほくろ、ニキビには、
日干しして刻んだもの5~10gを
200ml水で、三分の一の量になるまで煎じ、
さましてから患部塗る。
急性腎炎や膀胱炎、脚気などのむくみ
急性腎炎や膀胱炎、脚気などのむくみには、
10~20gを
200~300mlの水で半量に煎じ、
食後3回に分けて温めて飲むといいとされる。
虫刺され
虫刺されには、生の葉を貼ったり、すりつぶして塗り付ける。
欧米では、パースレインとよばれ、ハーブとして用いられています。
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