アカザ・野菜で、薬で、杖!《畑周辺の役に立つ雑草》
よく見かける雑草【アカザ】
美味しくいただいてみよう
スマホは、横長にすると、見やすくなると思います。すみません。
検索すると、別な『あかざ』が山のように表示されるね。
喰われる前に、喰っちゃおう!
お前も、野草にならないか?
って誘ってくる妄想…。
アカザ
畑にはいろいろな雑草が繁茂しますが、その年、その月の主役はめまぐるしく変化していきます。
ミゾソバ、メヒシバ、ツユクサ、イヌタデ…。
今年の6月の主役は『アカザ』です。
葉に、赤色があるのがアカザ、
この部分が白いのはシロザです。
ほとんど、一緒だけどまったく同じではありません。
アカザを食べてみよう
そんなわけで、サツマイモのうねの通路が、アカザで埋めつくされました。
これだけ生えていれば、
きれいな部分だけ集めても、結構な量があるぞ。
採取するぞー!
葉先は、粉をまとっているので、よく洗いながします。
ボウルの縁に、いつまでも残るようなタイプの粉です。
結局のところ、
食べられるのは柔らかい葉先だけなので、
これで、正解なのですが、
あまりに茎が硬かったのが、心に残ったのでした。
アカザは、ヒユ科、ホウレンソウに近い植物なので、
シュウ酸対策に下茹でが必要です。
なんと、茹でると、赤い色が失われてしまいました。
ホウレンソウ っぽいね。
少しのあいだ、水にさらし、水気を絞ったら、下ごしらえ完了です。
ひとつ、かじってみたところ、クセは感じられません。これなら、汁物、炒め物、なんでもいけそうです。
風味がよくわかるおひたしにしてみます。
歯ごたえは、シャキシャキしていて、小松菜のようです。これはいい感じです。
でも、なんかもの足りません。
野草ならではの、特徴、唯一無二の感じがないんです。
そのためか、もっと食べたいな~。という気持ちがわかない気がします。
クセが無くて食べやすいとも言えます。
栄養成分は、しっかりあるので、
覚えておけば、食事に困ったら重宝するかもね。
大量に食べると、中毒疹がおきるので要注意じゃぞ!
※アカザ日光アレルギー性皮膚炎
あんまり、食べられていないわけが
分かったような気がする…。
もともと野菜として、インドから渡ってきて、古くから栽培されていた経緯があるんですけどね…。
アカザは薬草にもなります。
うおのめ・いぼ
魚の目は、入浴後に剃刀で削り、
イボとりにはひもで縛って落ちた後、
茎葉10gを100mlの水で煎じた液を塗布するとよいといわれる。
のどの痛み・健胃
喉の痛みや健胃には
乾燥させた葉20gを500mlの水で煎じ、
半分量になるまで煮詰め、
3回に分けて煎服するよいとされる。
ただし、妊婦と胃腸が冷えやすい人は服用しないようにする。
歯痛
歯痛には煎液でうがいをする。
アカザの杖
『アカザの杖』って、聞いたことありませんか?
仙人の絵で描かれる、握り部分がボコボコしているあれです。
アカザは、最高級の杖の原料になります。軽くて丈夫なので高齢者にぴったりです。
良く育ったアカザは、2m近くにも成長し、その茎は、軽くて丈夫なのだそうです。
確かに、30㎝にも満たないアカザの茎も、容易には切れないほど硬いものでした。
そうそう。確かに、すごく硬かったよ。
なかなか、そんなに育ったアカザは、見かけないけど、ためしに一度育ててみようかな。
ボコボコの部分は掘り出した根元です。
仙人の杖も、軽いつえなら、
ポカリとやられた弟子も、そんなに痛くなかったかもね。
ピコピコハンマー的な…?
体罰じゃなく、
愛情あふれるシーンなのかもじゃな。
薬草コーディネーター
資格取得しました。
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