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《安全第一》雪かたづけ【除雪車が入ったとき、寄せ雪(ブロック雪)の始末】

2022-02-06

自宅前道路に除雪車が来た時の、寄せ雪の対処法について、まとめています

人並以下の体格、体力の自分でもできる

雪片付けのノウハウを、安全重視でお伝えします。

除雪車が来てれると、ありがたいんだけど、
いろいろ困ることもあるんです。

雪で、自家用車が全損になったはなし《実録》・【ネット系の自動車保険を使ってます!】④・

こちら、路地の除雪のようすです

市で行っている、除雪車による除雪です

煌々と照明をつけて、ホイルローダー式の除雪車がやってきました 。

路地の除雪では、一般的なものです。
道路の除雪は、交通量の減った深夜に行われることが多いです。

それでも、運悪く除雪とかち合い、迂回したり、
自宅に入れず待機をよぎなくされることも、ままあります。

道路に厚く積もった圧雪が、掘り起こされてきます。

この高さでふさがれたら一般車両は通れません。
徒歩では乗り越えられますが、危険を感じます。

目の前まで来ました。
バケットで圧雪をはがしています。
勢いも必要なため、なかなかのスピードで突っ込んでいます。

溜まったら、寄せた圧雪に向かっていき…。

すくい取ります。
轟音が鳴り響き、地面が振動しています。

バックして、雪を運び出していきます。

見ての通り路肩の雪は、全部は除雪されません。
特に今回は、災害レベルの大雪だったので、丁寧さよりも効率重視のようです。

いつもはもう少し道幅を広げてくれるのですが…。

押したり、引いたり重機を操って、すごい技だなぁと感動します。

けど、自分の位置スレスレで稼働しているので、ちょっとコワい。

目の前を通り過ぎていきます。

通り過ぎたあとには、まっ平らな路面が現れます。

路地の圧雪をひととおり削り、十字路に小山を作って、一度、除雪車は行き過ぎます。
この小山は、朝までには排雪されます。


除雪直後の一般道路

除雪車が通り過ぎた後の、雪片付け作業

除雪車が除雪した後は、厚く積もった圧雪が削り取られ、平らな路面ができます。

左右の路肩も削られ道幅も広くなります。

ありがたいことです。

ただ、そのままでは、寄せ雪(ブロック雪)・敷地との段差など、不具合が残ります。

住民も、ひと仕事、しないといけません。

寄せ雪(ブロック雪)とは

ホイルローダータイプの除雪車が稼働した後に残される、重くて硬い雪のかたまりです。
大小さまざまな、ブロック雪が、敷地と道路との境に、柵のように残されます。

自宅前のそれは、住民自身が除去することになっています。
あまりにも大量に残されているなど、手に負えないときにはクレームを入れて、除去してもらうこともあります。

バケットの構造上、どうしようもないらしいです。

残された寄せ雪・除雪の翌朝

自動車を出すことも、徒歩で道路に出ることも大変そうです。

寄せ雪(ブロック雪)の除去作業

使う道具

スノーダンプ

雪ベラ

角スコップ

作業に適した服装(防寒着、軍手、帽子、ゴム長等)

スノーダンプ

大量の雪を、楽に移動できます。

雪ベラ

広い範囲を効率よくすくい上げます。

角スコップ

硬い雪、重い雪には、力が効率よく伝わる、こちらが威力を発揮します。


作業手順

路地の除雪の時に、十字路に残された雪の小山に寄せていきます。
この小山は、朝までには取り除かれます。
それまでの合間に寄せてしまいます。

スノーダンプを強く押して、寄せ雪をすくい取ります。

乗り切らない分は、角スコップでスノーダンプにのせていきます。

ブロック雪は重いので、角スコップのほう楽に動かせます。

往復回数を減らしたほうが断然楽なので、雪は積めるだけ積みます。

重くなりますが、雪道なので動き出すとスイスイ運べます。

除雪後の路面はスケートリンク並みにすべります。転倒注意です。



除雪車が往復しているうちに、寄せ雪を押し戻すことも… 危険度高いですが…。

除雪車は、バケットで圧雪を削りながら、ひととおり除雪し終わるまで、何度も路地を往復します。
除雪車が行き過ぎたタイミングに合わせ、寄せ雪を雪ベラで道路の中央まで押しかえします。
その雪は、次に除雪車が通ったときに、バケットに入ります。

危ないですね。やっていて怖いです。

軽めの雪の場合

除雪後の、まっ平らな路面は、スケートリンクのようにツルツルすべります。
雪を出すためツルツルの路面に出て、転んだところを、再びやってきた除雪車に巻き込まれる。 という危険が想定できます。

雪ベラの柄は長さがあるので、敷地内に立ったまま、道の真ん中まで雪を出せます。

ハンドル部分で、グイっと押し出しやすくなります。

ハンドル部分がないものは安価ですが、使い勝手のいいハンドル付きのタイプがオススメです。


雪ベラでは動かないような重い雪の場合

ときに、ひと抱えもあるようなブロック雪がバケットからこぼれ、敷地内に転がり込むこともあります。

そんな大物を置いていかれたら一大事です。
即、押し返したいです。

さて、そんな大物を押し返すときには、プラスティックの雪ベラではどうにもなりません。

スノーダンプを使います。
その大きさを利用した『てこの原理』で持ち上げられますので、路上に押し出せます。


重機の行き来する合間をぬっての作業なので、危険です。
わが子には、させたくありません。

でも、重い雪をスノーダンプに積んで、厳寒の深夜に何往復もするのは、正直楽でははありません。

なので、危険とわかっていても、除雪車が除雪を始めると、雪ベラ片手に家を飛び出してしまいます。

除雪車の運転手もきっと嫌だとおもっているでしょう。

段差

除雪で路面が、アスファルトギリギリまで掘り下げられましたが、敷地内は圧雪が残されています。

路面と敷地で、切り立った段差ができます。
その段差は、15~20㎝ほどにもなりますので、角を削りスロープ状にしないと、車の出し入れが厄介になります。

圧雪は硬いので、雪ベラでは太刀打ちできません。
角スコップの角を突き立て砕いていきます。
つるはしがあれば、非力な人でも容易に崩すことができます。


不測の事態 物損事故 人身事故

住宅地を、重機が縦横に移動していくわけですから、毎年のように、悲しい人身事故が起きています。
くれぐれも、安全第一で行動したいです。

物損事故も、よく耳にします。
隣家の自家用車も、車種が変わったと思ったら、除雪の際に破損されたということでした。
自宅前の電柱は、これまでに、2回折れています。

安全第一で!




雪道で自動車がスタック!!脱出するには?・
雪で気をつけたいこと『ぽてぽて実験農場』発 【雪国ライフハック】⓵


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