ニジュウヤホシテントウの駆除・幼虫の場合『ぽて²農場記’』
油断で、害虫大発生!
ニジュウヤホシテントウムシ
横長にすると、スマホで見やすくなるかと思います。すみません。
ニジュウヤホシテントウムシが、ジャガイモに大発生してしまいました。
5月までは、ざっとパトロールする程度で、
駆除が追いついていたのに…。
梅雨になり、雨続き…。
雨くらいなら、カッパ着ればいいんだけれど、連日の雷警報!
ゴロゴロゴロゴロ…って。
落雷に無防備な山中につき、作業できない日々が続きました。😱
1週間以上も雷雨が続いた、とある晴れ間、
ジャガイモ畑は、
黄色いニジュウヤホシテントウ虫の幼虫で、
いっぱいでした。
うわー…。
青々としていたジャガイモの葉が、所々、茶色いレースになってしまっています。
遠目で見ると、ジャガイモ畑の3割ほどが茶色く見えます。
これは、マジ、枯れるレベル!
駆除しなければなりません!
と、いうものの
薬剤は使いたくない…な。
駆除は、幼虫のほうが手間がかかるじょ。
覚悟は良いかの?
幼虫は、成虫のように転がり落ちる逃亡はしないので、
容器での捕獲は向いていません。
ひとつひとつ、こそげおとすか、つまみ取るか、潰すか、です。
体が柔らかく潰れやすいので、大変不愉快な作業です。
鎌、使いやすい!
こちらもご参考に!
作業は単純だけど…
これが、なかなかキツイ!
ちまちま、何時間も~!
50mのうねを、5列!
幼虫は7㎜程度。
葉の裏表で葉を食べていきます。
特徴的な歯形は、成虫と一緒だね!
孵化したてのものは、小さく、色も地味で見落としがち。
しかし! すぐに成長します。 見逃し厳禁です!
卵も見かけます。
孵化させるわけにはいきません。 摩滅させます。
葉ごと切り取り、埋めるも有効です。
卵は、付近の雑草(スギナや芝草)にもよく産み付けられています。
今のうちに!
サナギにもなり始めています。
成虫は飛ぶので、
ここで殲滅しなければ、被害が広がります。
上から見ているだけでは、分からないですが、
葉をひっくり返すとギャー💦という感じです。
しっかり、くっついているので、
サナギは剥がしずらいです!
サナギは、ジャガイモや、その株もとの雑草の、
5㎝までの高さについていることが多いです。
ジャガイモの土寄せは、
この害虫を埋めちゃうって意味もあるんだね!
さて、これらを鎌で引っ掛けて落としていく際には、
『きちんと土に落ちたか。』の確認が大事です。
途中で、しがみついていることも多いのです。
最初のうちは、これに気がつかなかった…。
全部、こそげ落としたはずなのに、
ひと畝終わって戻ってみると、終了したはずの株にわんさか残っているのです。
ガックリ…。
駆除してない株から移動してきた?
幼虫は飛べないし、あゆみも遅いのに~?
有り得ない!
ここで、やっと、
落とした(ハズの)数より、土の上の数が 少ない…。
と、気づきました。
そうかそうか~
それに気がついて、着地を確かめるようにしてから、
目に見えて幼虫の数が減りました。
やったね!
幼虫が減ると、ジャガイモの新芽も育ち、
徐々に緑の姿を取り戻しました。
やれやれ…。
長雨で、まだ、気温低めの生育適温のままだよ。
ジャガイモの生育は続きそう。
この分なら、例年より収量が上がるかもね✨
こうして、幼虫は殲滅され
平穏な日々が訪れたかに見えたのですが…。
再び、雷雨続きのお天気に!
そして、天気が回復したときには…。
なんと、今度は、成虫が、ガッツリいるではありませんか!
こんなに生き残った幼虫がいたのー?
それとも、
他所からとんできた?
確かに、例年この時期、
成虫が急に増えることがあります。
近隣のジャガイモが終了し、
食を求めて飛来するのでは?と感じています。
7月上旬のこの時期なら、ジャガイモはそれなりに肥大しています。
もう、収穫してもいいぐらい!
ここで、終了ということにして、全面刈ってしまおうか。
とも思ったのですが、
ジャガイモは30℃を超えるまでは、ずっと生育が続きます。
気温が上がらない今年、生育させ続けたらどうなるか興味がありました。
試してみたい!
また、
ニジュウヤホシが好む夏野菜も生育が進んでいます。
ここで、野に放つと、そちらの被害が大きくなるに違いないと!
夏野菜は喰わせないぞー!
さらに、
ここで、ニジュウヤホシテントウの絶対数を減らしておけば、
もしかしたら、今後の発生数も減らすことができるのでは?
上手くいったら儲けもの!
成虫は、幼虫に比べ駆除は楽です。
ただ、時間と根気がいるだけ!
はい!
頑張りました!
7月下旬のことでした。
次回予告
本当に駆除が完了したのかえ?
いやあ、それが…!
夏野菜は守られたかえ?
まあ…。
お楽しみに!
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