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モンシロチョウの羽化をみるためには?《休眠サナギの目覚め》

2023-01-19

モンシロチョウのサナギの羽化
の詳細をお伝えします
休眠(越冬)サナギが目覚めます

スマホは、横長にすると、見やすくなると思います。すみません。

前回は、アオムシの捕獲と飼育、そしてサナギになるまで、でした。
【モンシロチョウの羽化をみるには?】・楽々№1サナギGet法

5匹のアオムシたちが、前蛹を経て、サナギになりました。

あとは、羽化を待つばかりです。

ところで、いつ羽化するのでしょう?

羽化する時期はいつ頃だろう?

一般的には、蛹化後、1週間ほどで羽化します。

でも、今回のサナギたちは季節的に越冬後に羽化することになりそうです。

越冬サナギになりそうです

蛹化が始まったのは10月後半です。

1週間ほどで羽化したとして、
次の世代は産卵からサナギまでの経過でも、ひと月ほどかかります。
12月になってしまいます。

ムリではないですが、
次の世代へ命をつなぐには、条件が悪すぎです。

パートナーとの出会いも少なく、
幼虫は食草に不自由しそうです。
低温で、活動が維持できないかもしれません。

来年の春を待って羽化のほうが、合理的です。

寒さで動けないアオムシ

12月11日のアオムシ

雪に埋まった大根を掘りに行って見つけました。

大根の葉を食草にしていました。
大根は寒さに強いので、雪の下でも元気ですが、
アオムシは動けなくなっています。

生死のほどは不明ですが、たぶんまだ生きています。
連れて帰ればサナギになれるだろうか?

アオムシのまま越冬するという話もきいたことがあります。

休眠(越冬)サナギの管理法

越冬の可能性があるサナギを管理するときは、
室内に置かないことが重要です。

室内の暖かさと、照明の長さで春と勘違いすると、
真冬でも羽化してしまいます。

羽化を見るのが目的だけど、
観察させてもらった後は、
実りある人生を全うしてほしいもんね。

冬の間、飼育ケースごと、
ベランダの窓の明かりが届かない場所に置くことにします。

暴風雪が吹きすさび、気温は零下10℃を下回ります。

雪もかぶります。

こんな状態で、4か月放置です。

でも、大丈夫!
サナギの状態だと問題なく耐えられます。

⇧フルーツのケースで飼育し、そこでサナギになったものです。
 このまま、放置です。

春です。羽化はいつ?

当地では、モンシロチョウがとびまわるのは、5月のお花見のころです。
タンポポが咲き始めるころに、姿が見られるようになります。

そろそろ、羽化が始まるかな。

こいのぼりと桜のコラボになります

当面は、様子を見ながらベランダに置いておきます。

サナギが5個あるので、一番手が羽化したのを合図に、
観察や撮影の用意をしても間に合いそうです。

羽化の近いサナギの特徴

羽化直前のサナギは見た目でも判断できます。

身体が完成して、あとはサナギの皮を脱ぐだけという状態になっています。


翅の模様がはっきりと透けて見え、目などもわかるようになってきます。

時折、しっぽの先がピクリと動くこともあります。

雰囲気の問題なのですが、生き生きしてくる感じがします。

羽化直前のサナギ

身体ができあがり、頭、目、翅、おなかの節など中身がはっきり見えます。

こうなったら、時間の問題です。

ちなみに、動画のサナギの羽化の日付は、7月7日です。

思ったより遅かったです。 春というより夏じゃないか!

羽化の時間帯はいつ?

サナギが羽化しそうになってくると、
一日のうちでいつ頃に羽化するのか、時間帯が気になってきます。

日の出とともに、とか、午前10時までにはと言われますが、
どうもそうとは限らないようです。

夜には、羽化したことはありませんが、
だいたいお昼近くまでには羽化するといった感じです。

夕方、羽化し、一泊してから飛び立っていったチョウもいました。

わが家そだちのチョウが
お寝坊さんなのかなぁ
光の当たり具合が関係しそうな気がする…。

サナギの置いてある場所は、西側のベランダです。

日光は、正午近くならないと刺さないし、気温も上がりにくい場所です。

そのため、羽化の時期も遅くなり、時間帯も遅くなるのだと思います。

つまり、羽化の瞬間は、暖かさや光を加減することで管理できそうです。

とはいえ、一番確実なのは、

 自分の身近に置き、
目の端でいいのでずっと見守っているのが
手っ取り早い!

ということになります。

羽化の直前には、サナギがぴくっと動き始めます。

一瞬なので、最初は目の錯覚かなと思うぐらいなのですが、

回数が増えていき、 いよいよ羽化が始まります

羽化を自分の都合に合わせる技のご紹介

下記のサイトに、詳しく記載されています。 参考になさってください。

モンシロチョウの人工羽化(じんこううか)
https://apec.aichi-.ed.jp/kyouka/rika/primary/2018/3nen/uka/uka.htm

羽化直前のサナギを、冷蔵庫で一晩冷やし、
自分の都合の良いときに取り出して、電球で温める。

そうすると、30分ほどで、羽化が始まるということです。

羽化の詳細・ 羽化が始まりました!

サナギがピクリと動いたようです。

錯覚かと思い、じっと見ていたところ間違いなく動いています!
間隔が、短くなってきました。

羽化の開始です!

羽化の詳細

全身をなみうたせるように、もぞもぞしたと思ったら…。

パックリ裂け目ができました。
頭で持ち上げています。

足を突っ張って、
ぐぐーっと身体を持ち上げています。
サナギの背中部分も、割れました。

薄いサナギの殻を通して、
チョウの身体が前に進むのが
よく見えます。

もうすぐ、出られそうです。
脚が抜け出たため、
身体をしっかり固定させることができました。

全身が、抜け出ました。
おなかが、
ぴくぴく波打つように動いています。

成虫のおなかは
本来もっとスマートです。
蛹便といわれるものが排出されます。

翅がどんどん伸びて、広がってきます。
口吻も時折のばしたり、縮めたり、
ちからが入っているのが分かります。

だいぶ、翅が伸びてきました。
パタパタ動かし始めます。

翅が伸びきったように見えても、しばらくは飛び立とうとしません。

そのすきに、
お顔のアップを撮らせてもらいました。

5個のサナギは、2~3日のうちに、無事羽化し旅立っていきました。
成虫の寿命は1~2週間です。

サナギの期間はなんと、8か月でした。


羽化の詳細を動画でもどうぞ

動画  モンシロチョウの羽化の瞬間


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羽化の瞬間を撮影するコツを、お伝えします。


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