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ニジュウヤホシテントウの駆除・夏野菜Ⅱ『ぽて²農場記’』

2023-06-28

夏野菜からの駆除法
ニジュウヤホシテントウムシ

横長にすると、スマホで見やすくなるかと思います。すみません。

前回のおはなし↓

ニジュウヤホシテントウの発生源とならないように
ジャガイモを刈り取りました。


そこから逃げたムシが、

夏野菜へうつらないか心配しましたが、
移動前に数を減らすことに成功したようで、
夏野菜への当面の被害は
見当たりませんでした

この調子で
夏野菜も、守りぬくぞ

といいつつ、
案の定、だんだんムシが増えてきました…。

いっぱい、いる~!

すっかり、減らしたと思ったのに
どこから、でてくるんだろう?

まあ、

居たら、捕るだけ!

ニジュウヤホシが好物なのは、なんといってもトマト、キュウリです。
ほおっておくと壊滅的な被害が出ます。

ナス、ピーマン、ズッキーニもよく食害にあいます、

スイカやメロンの被害は、あまり気になりません。

捕獲方法 (夏野菜)


こんな感じの調味料入れを
捕獲器にすると便利です。

こちら↓も、ご参考に

トマト・ピーマンの場合

トマト、ミニトマトは、葉が柔らかいためか、非常に食害にあいます。
姿もジャガイモによく似ているし、好物なのは納得です。

成長しきっていないときは、
葉を食べつくされ、枯れてしまうものも出ます。

基本の捕獲方法

甲虫だから、容器の底に当たって
コンコンいい音がして
ちょっと楽しい!

取りこぼすと
かなり悔しい…。

キュウリの場合

キュウリは、葉だけじゃなく、実にもよくつきます。

葉は、少しぐらい食害にあっても、
どんどん成長してくるので、あまり困らないのですが、
実は、食害の跡がつくので厄介です。

パックン捕り

葉は南をむくから、
ヒトは北側に立つということになります。

葉ごと切り取る方法

ニジュウヤホシテントウは、
傷ついた部分に集まるじょ。

ものすごい数で、
大宴会している時があるね。

キュウリは、実を収穫したら、
そのツルの下の葉は
全部切った方がいいのじゃ。
じゃから…。

葉ごと切った方が手っ取り早いです。

※伸ばす子つる、孫つるは切らないでね。

葉の裏にもいるから、
こぼさないようにしないとね。

もちろん、
実についてるムシも、見落とさぬようにの

実は、つるの近辺だけかじられるから、
そこを切り落としてしまえば、
家庭で消費する分には問題ないがの

ナスの場合

葉が毛羽立っていて、すべりがわるいので、
キレイにコロコロ落ちてきません。

なので、
容器ですくい上げるように寄せていって取るようにします。

小さくついた傷に、どんどん集まってきて
やがて、大きな傷を作ってしまいます。

せっかくのキレイな実が台無しに…。

ズッキーニの場合

ズッキーニは、最初そんなに食害はありません。
しかし、ニジュウヤホシテントウは、
みずみずしい傷跡が大好きです。

収穫を始めると、その切り口に、集まってきます。

そして、その近くの未成熟の実をかじり、
実を、へにょへにょにしてしまう被害が出ます。

筒に転がり込まれると、捕れない!

切りのこしは、もっと短くしなきゃ…。

筒に逃げられたのは、一度や二度じゃないから、
きっと先輩から聞いた手口だと思います。

ムシが元気になる盛夏

こんなふうに、

畑に来るたびに容器をもって、
作物の見回りと収穫を兼ねて、せっせと捕殺に励みました。

その甲斐あって、成長も収穫も順調です。

よしよし…。

多少の被害は、自然界への地代…。

ところが、

盛夏になったころ、
むやみに活動的なニジュウヤホシテントウが現れました。

あわわ~

ムシが元気に!

どう元気かというと…

捕獲時、ふたをあけてる
わずかな間にも、逃げ出す素早さ。

こないだまでは、あんなにトロかったのに…。

容器を、激しくゆすって、ムシの目を回させてから、
スキをみて、蓋を開ける!
なんてことをしていたんですが、

焦ってしまって、
取りこぼし、ひろい損ね、
その挙句に脱走を許すなど 惨憺たる有様に…。

でも、

負けてはいられない!

ひらめきました💡

この2個目の容器も、
ムシを移すため、開けるときには、
ちょっと振ったりして
虫のスキを狙う必要があります。

でも、捕獲の際に、
捕獲済みのムシが、逃げることがなくなったので
ストレスなく捕獲ができて、いい感じです。

しかし、

知恵は、ヒト様のほうがうえなんだけど
なんといっても、多勢に無勢…。

捕っても捕っても、
絶えることなく、ニジュウヤホシテントウは現れます。

夏のあいだじゅう、
ニジュウヤホシテントウとの、鬼ごっこが続きました。

たまに、

缶蹴りかー!

なんて失敗もあるけれど、
こちらの、捕獲の腕前も上がって…

さらには

勝ち戦のムード!

夏の終わり

もちろん、

ムシ取りに明け暮れていたように見えますが、

草取りや、秋冬物の準備をしたり、
台風の対策をしたりして夏を過ごしてます。

そして、
夏が終わったころ(当地では9月に入った途端)

ニジュウヤホシテントウが、いなくなったよ。

成虫の寿命は大体一か月程度。
天寿を全うしたのじゃろう。

遅く羽化したものは、
霜の降りる頃までは、ほそぼそ出るが、

ここからは、ムシとりはらくになるじょ。

じゃが!

doguusisyo

残った成虫は、落ち葉の下などで冬を越し
春には、また、あらわれるのじゃー!

しかし!、
冬越しまでに絶対量を減らせば

来季から楽にならないだろうか…

来季に向けて

奮闘の甲斐あり、
ムシの大発生から夏野菜を守るという目標は、

達成できました!

わーい、わーい

実は、
躍起となるのには、少々訳があります。

家庭菜園を初めてすぐのころ、
ニジュウヤホシテントウと、
ナナホシテントウムシの区別が
つきませんでした。

それで、
害虫を食べてくれると思い、手厚く保護してしまいました。

あほのこ…。

だもんで、
ちょっと、ニジュウヤホシテントウ人口を
増やしてしまったのではないかという、
近隣への罪悪感があるのでした💦

自分が増やした分だけでもリセットせねば!

ホントに、テントウムシだましには、
だまされたのだ…。


終わりに

家庭菜園には、毎回発見があります。

今年は、ニジュウヤホシテントウが、
オクラも食害することがわかりました。

そして、五角オクラよりも、
まるオクラのほうにつくことがはっきりしました。

柔らかいからだと思います。

※まるオクラは、多少取り遅れても柔らかく食べられる
柔らかさを持っています。

ニジュウヤホシテントウは、
柔らかいものが、本当に好き…

ニジュウヤホシテントウムシは、
ナス、ウリ科だけじゃなく、オクラやインゲンも食べてるし、
自然界にも、食べられる植物がたくさんあるはずです。

根絶なんて、無理!

大発生を許すと、ほんと大変なので、見つけたら即捕殺

これが一番ですね!

捕まえていく技を
磨いていくよ

こちらもご参考に


ぽてぽて実験農場記’22 過去記事はこちら

こちらもご覧ください

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