ジャガイモの植え付け!イラストで解説『ぽて²農場記』
自家製種イモで、自然農法を意識した
ジャガイモの植え付けをします
ジャガイモの植え付けは、急ぎめで!
植え付け前準備・種イモの用意
ジャガイモは、寒さには強いけど、
気温が30℃を超えると成長がとまります。
できるだけ早く植え付けて、
真夏までの成長期間を長く確保することが、
おイモを大きくするコツのひとつです。
この、土の上にひろげた種イモから、
いいものを選んで、植え付けていきます。
小ぶりなものを、まとめてあるので、
切り分けずに、どんどん植え付けていけます。
降雨で洗われ、日光により消毒も、できているはず!
自家製種イモの詳細はこちら↓をご参考に!
そのまま、2週間ほど放置になります。
腐敗したイモは、土が安定し植え付けができる時期までには、
乾燥したり、微生物に分解されたりで、ほとんどなくなってしまいます。
残った健康な種イモから、発芽の状態などをみて、
よさそうなものを植え付けていきます。
当園の場合、
前の年に収穫した種芋は、冬の間、屋外で保管されています。
暖房のないガレージなどの屋内での
保管のほうがいいのですが、
場所が取れないのでやむを得ずです。
ジャガイモが寒さに強いといっても、
零下10度以下になると、凍結してしまうものがでます。
そういうイモは、発芽しません 。
おまけに、凍結したおイモは気温が上がると腐敗します。
ちょっと、におうし、下手すると虫が寄ってくるので、
畑に行けるようになったら、すぐに、土の上に広げに行きます。
植え付け方法
さあ! いよいよ植え付けだー!
これで、OK! 水やりは不要!
あとは、発芽を待つだけなのですが…。
自然農法としてのジレンマ
溝を掘って植え付けしたり、上に土を盛ったり、
ジャガイモ栽培は、土を大きく動かすことになります。
収穫の時も、大きく掘り上げます。
不耕耘を至上としている自然農法としては、
この栽培法だと、
土を大きく動かすことになるので悩ましいのだ…。
そこで、
苦肉の策として、
『土を動かす場所は限定して、あとは、できるだけ動かさない』
を実践しています。
こんな感じで、10年ほどやっていますが、
今のところ、問題ないです~。
収量も十分だし、病気も出てないよ。
ジャガイモは連作タブーといわれるので、ドキドキの実験だったのですが、
大丈夫そうです!
でも、なんで大丈夫なんだろう…?
自然農法(雑草と共存)が
功を奏しているのかもな~?
もともと、雑草との共生は試みている
なんちゃって自然農法のぽてぽて実験農場です。
そのうえ、
手が回らず、収穫後の空き地は、
ジャングルのように様々な種類の雑草が生え放題になります。
この、多種類の植物の繁茂によって、
土壌条件がリセットされているのではないか…。と考えています。
だとしたら、好都合だよねー♪
『溝と土寄せ用の土』以外の、地中の生態系も壊さずにすみます。
溝を掘るメリットは
一個一個、穴を掘って植え付けていくよりも、
種イモを、等間隔に置いていき、
土をかぶせる作業が、一気にでき、効率がいいこと、
収穫の際に、地上部が枯れてしまっていても、
おイモの埋まっている位置が直線状なので検討がつくこと、
耕運機を使ってもできること
デメリットは、『土を荒らすこと』~と、
悩ましかったのですが、
この、ご紹介した方法なら、デメリットは最小限で抑えられていそうです。
ラクラクで、
ちゃんと持続可能におイモができているので、
最高だよね!
まあ、そうじゃな!
耕耘機の便利さ(余談)
耕耘機、使ってみたら便利でした~。
クワで、溝を掘っていたころは、
何日も何日もかかっていました。
それが、同じ面積を、なんと一時間もしないで、溝が掘れるんです。
あっ、という間!
今回ご紹介の、溝を整え直す作業は、
ものの15分で終了なんです!
どう便利か、どう使うか。
興味がおありなら、こちらを見てみてください。
https://beoneself2021.com/cultivator1/
ちなみに、当農園の耕耘機はこちら↓ とても小さくてカワイイ。
発芽後は、
ニジュウヤホシテントウとの戦いが始まります!
こちらもご覧ください
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