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ダイコンの収穫と保存・家庭菜園『ぽてぽて実験農場』日記【11月20日】③ - 2021年 冬 -

2022-10-23

ダイコンの収穫 畑おさめ

2020年は、11月30日で、↓このありさまでした。このまま春までとけない根雪となりました。
だから、 余裕をもって、今日を畑おさめとします。
 基本的には、収穫できるものは全部持ち帰ります。

いちめん真っ白ですよ

ただ、生育途中で、もう少し大きくなりそうなものもあります。 
それはまだ、畑には残します。

お天気の週間予報を見ながら、ぎりぎりまで生育してもらおうと思うのですが、タイミングが合わなければ、春まで埋もれてしまう…。 

加えて、積雪ぎりぎりまで畑にいてくれた方が、保存にも、都合がいい。

そんな時期です。

すっかり埋もれていました

ハクサイも、掘り出されての収穫。

いちめん、真っ白の中、おおかたの見当をつけて掘ってみました。
ハクサイ掘り…。おイモですかい?


ダイコンの収穫方法

ダイコンは、収獲も簡単です。 葉の根本をしっかり握って、真上に向かって引き抜きます。

たまに、引き抜きにくいものもありますが、そんな時は、ダイコンの肩のあたりを握り、左回り(反時計回り)に回すと抜けやすくなります。

両足を肩幅に開き、ダイコンが身体の真ん中に来るように位置取りをすると力がよく伝わります。

土付きのままのほうが、長期保存にいいのですが、今回は、すぐにタクアン用の干し大根にする予定です。

できるだけ泥を落として帰ることにします。

斜面に並べ、じょうろで水をかけ、泥を落とします。

少しキレイになりました

ハクサイの外葉の上などに置いて、再汚染を防ぎます。

この時期の大根の葉は、味もよく立派な収穫物です。
ムシクイもなくキレイです。

畑にいるうちに、葉を切り落とし、傷みが多い外側の葉を一周ちぎり取ってしまいます。

泥汚れを移さないために、根と葉をそれぞれ分けて、段ボールなどの入れ物に入れて持ち帰ります。

ダイコンといえども、まとまるとかなりの重量があります。
腰痛のある方は、小分けして運んだ方がいいです。

大根の葉の使い方については、こちらをご参考に


ダイコンの保存法

食べる量が少なく、一本のダイコンも持て余すような場合は、

新聞紙にくるんで乾燥を防ぎ、立てて冷暗所に立てておく

 

ゆでてから冷凍する

 という感じですが、

大量のダイコンのを保存には、

干す ・ 漬ける ・ 生のまま

の 3種類の方法があります。

こんな風にならべて、右端から切っていくと
あっという間に千六本ができます。

干す

干して乾燥野菜(乾物)にする方法です。

切り干し大根、割り干し大根などがあります。 切って干すだけです。
冬の時期にはムシにつかれる心配もなく、空気も乾燥しているので、好都合です。
室内で干すこともできますが、ちょっと匂いがあります。

厳寒中に干すと凍み大根が作れます。
凍結と解凍が繰り返されながら乾燥が進み、独特の味わいの乾物になります。

漬物

タクアンに代表されるように、数々の漬物があります。
鮭やニシンなどのさかなと合わせた漬物や、味噌漬け、醤油漬け、麹を使ったもの等、枚挙にいとまがありません。

漬物は、生育途中のダイコンでも十分使えますし、わざわざ、そういう未成熟のダイコンを集めて作るものもあります。

生のまま

この、生のままで新鮮で長く持たせる。が一番求められていると思います。

でも、難しいです。

1. 深く穴を掘り、土に埋める

2. 雪室に入れる

安定した低温で、湿度を保つ。ということがカナメです。
 上記の方法で、品質を落とさず、春まで新鮮に保存できます。が 誰でもできる方法じゃないですよね。

雪室について

当地は豪雪地帯で、自宅周りも雪に埋もれます。
埋もれたままだと、生活がままならないので、せっせと排雪します。
ですので、雪の山はあるものの、積もっては排雪と新陳代謝があるので、安定した雪山にはならないのです。

土地に余裕があり、雪山を残して置けるお宅なら有効だと思います。

さらっと10㎝程度、雪に埋もれているぐらいでは、厳寒中は零下まで下がってしまい、凍結してしまいます。
それなりに雪に厚みがないと適温が保てません。

でも、かなり良く保存され、美味しさもアップすると聞きます。 何とかやってみたいものです。

土に埋める方法について

葉の部分を下に埋めます。

1の方法は、雪深い当地では、取り出すときには、雪を掘ってさらに、土を掘ってとかなりの大ごとになります。
積雪の少ない地方では、有効だと思います。

わざわざ埋めるなら、掘り出さず、置いておけばいいようなものですが、土から出ている肩の部分が凍結したりと不具合があるようです。

育ちが悪く、土から肩も出ていなかったダイコンが、春先にキレイな生き生きした状態で土中にいるのは、確かに毎年見かけます。

積雪が減り始めた春近く、土中で保存されていたであろう大根が、お店に出てきます。
ちょっとお肌が荒れ気味で、見ればなんとなくわかります。
春先の端境期なので需要があります。

保存の実験

こんなイメージです

というワケで、1.2.の方法がままならないので、簡単にできそうな保存の実験をしてみます。

段ボールに、ビニール袋をしいて、土を入れ、ダイコンを入れ、うまく品質が保てるか。いつまで保てるか試してみます。

来春、ご報告できると思います。


次回は、タクアンの漬け方です。


葉が落ちきってしまった山桜