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ダイコンの栽培・まとめ ・家庭菜園『ぽてぽて実験農場』日記【11月20日】② - 2021年 冬 -

2021-12-10

大根の栽培 【まとめ】

種を蒔いてから、二か月ぐらいで収穫でき、肥料もほぼ不要連作障害もあまりないという作りやすい作物です。

トウ立ちを防ぐため、種まきは十分暖かくなったころに、当地では6月以降にします。
その後は、2週間間隔で少しづつ種を蒔いていきけば、ずーっと新鮮な大根を収穫できます。

家庭菜園に不慣れな頃は、いちどきに蒔き、いちどきに大量に収穫してしまい、収獲も大変、知人に配るのも大変、洗う・保存・などの後始末も大変と疲れ果ててしまう、状況に陥ったのでした。

知人にお配りすること自体は、楽しいのですが…。
皆さん必ずお返しをくださって、心苦しくなっちゃうんですよね。
ただ、ただ、もらってほしいんだけど…。

でも、自分もいただきものには、なんか返したくなるものね~。
近頃は、お配りすることに、ちゅうちょ気味…。

ただ、もらってほしいんだけど…。

ダイコンの種まき・十分暖かくなってから

園芸店では、秋用、春用といろいろな品種の大根の種が売られています。
でも、一袋あれば、十分の量ですし、残っても、もったいないので、秋用の種一択で栽培しています。
(「秋舞台」という名前の品種を使うことが多いです。今年もそれです。)

大根の発芽

寒さにあたると、トウ立ちスイッチが入ってしまうので、種まきは十分暖かくなってからにします。

園芸店から購入する種は、発芽率がいいので、蒔き穴には、種2つ、でやってます。

2週間間隔で、6株ぐらいづつ育てていきます。

トウ立ちして失敗

大根の花・あはは、キレイだね~

あせって、蒔き時が早すぎると、実が(根)育つ前に花芽がついて(トウ立ち)こんなにキレイになってしまいます。

花が咲いてしまうと、もう根は大きくなりません。

今年は一回目、トウ立ちさせてしまいました💦7月上旬の写真です。

こぼれだねのダイコンの花

ダイコンは、越年草(2年草ということも)で、昨年のとりのこしは春に花を咲かせます。

たくさんの種をつけ、こぼれだねも、けっこう芽を出します。

しかし、ダイコンはF1種が多く、交雑もしやすいので蒔いても親と同じ大根にはならないと思ったほうがいいです。

この、こぼれだねは親株と違って紫がかった花をつけました。

ダイコンの間引き

本葉が10㎝以上になったら、間引いて一本だけ残します。

間引いた苗は、ダイコンの根の性質上、移植してもうまく育ちません。
間引き菜として利用します。

間引き菜は、青菜として収穫できます。
抜き取った際、根をハサミで切ってから集めていくと土汚れを軽減できます。

間引き菜の使い方については、こちらをご参考に

間引きをし、一本立ちさせた後は、ほどんど手間いらずです。

特に、黒マルチをしていると、除草も不要ですし、よほどでなければ灌水も不要です。

間引きすると、成長がスピードアップします。

順次収穫・夏大根

7月中旬・夏大根

太さが7㎝ほどになったら、順次、使う分だけ収穫していきます。

夏場、葉は、虫の食害には合いますが、放っていおいても、収穫にはあまり影響がない感じです。

ムシクイで、キレイな葉は、食べられなくなってしまいますが、夏場の大根葉は、そもそも苦みが強くておいしくありません。

夏野菜も、たくさん実り始めるので大根葉を食べている場合ではないと思います。

夏大根は、固く辛みが強いので、冬場の大根の煮物のようには使いにくいです。

味噌汁の具や大根おろしに向いています。

マルチなしで栽培するとき

マルチなしの場合でも、ダイコンはあまり手がかかりません。

株が若いうちは、陰にならないように除草をしますが、ダイコンの生育が進むと、雑草のほうが負けてしまいます。

雨が少ないと、成長は遅くなります。 その場合は灌水に気をつけます。
雨が少ないときのダイコンは辛みは、強くなる気がします。

夏場の日照り

今年は、夏場の日照りで、ダイコンもだいぶダメージも受けました。

土から肩が出るぐらいに育ったものでも、葉が全部枯れてしまいました。

枯れたものを抜いて、千六本の味噌汁で食べてみたのですが、ぼそぼそと食感も悪く、子どもは食べてくれませんでした。
マルチにしていても、根まで枯れて無くなってしまったものもありました。

さて、葉なしの状態でも、生き残ったものが一本あります。
秋になって、葉がまたキレイに生えてきましたが、肝心の根が、変色変形ひび割れと、大物感が満載になってしまったのでヌシとして、放置しています。

秋蒔きのススメ

ダイコンは、重宝するので、夏場も栽培しますが、栽培の一番の適期はやはり秋蒔きです。

数々の利点があります。

秋蒔き栽培の利点

栽培に適した気候であること

トウ立ちしないこと

虫の数が減り、食害が少ないこと

雑草が弱まり、除草が楽なこと

適度な降水が見込めること

ジャガイモの跡地が使えること

そして、栽培が楽なうえ、食材として美味しくて、なおかつ、保存が楽で、漬物にも加工しやすいのです。

ジャガイモの跡地が使えるのが利点とは

ジャガイモは、収獲するために、土を大きく動かして、掘り出します。
この際、おのずと、「深くよく耕した」状態になります。

ダイコンは、根を大きくするために、栽培する場所の土を、深くよく耕すことを推奨されます。

ジャガイモの跡地だと、この手間が、すでに終わっている場所を使えるというワケなんです。

そして、ジャガイモの収穫期は、7月中旬です。大根の秋蒔きのタイミングにピッタリなのでした。

かつ、保存が楽で、漬物にも加工しやすい とは

秋蒔きのダイコン。 すなわち、冬大根は、繊維もやわらかく、味がよいです。
特に、寒さに当たったものは、糖度も増して最高です。
大根葉も、ムシクイのほとんどないキレイなものを手に入れることができます。

気温も十分低くなっていれば、屋外でも長期間保存もしやすいです。
冷たく乾いた風は、漬物用の干し大根をよく仕上げてくれます。 切り干し大根にも最適です。

秋植えのダイコンは、このように利点がいっぱいです。

秋蒔きの顛末

日照りで、ハクサイが全滅し、蒔きなおすために、ダイコン用の畝を転用してしまいました。

そのため、ジャガイモの跡地は、もちろん、その他、空地になった畝へ、秋蒔きの種を蒔いていきました。

二週間ごとと、間隔をあけて蒔いているうちに、わけが分からなくなったようで、ダイコンとハクサイが、おなし植穴に生えてしまっている事例が続出です。

種のダブルブッキングです💦

どちらかしか生かすことができません。

たぶん、ハクサイのあとに大根が蒔かれたのでしょうが、ダイコンのほうが成長が早いので、より収量をしたく、ハクサイの間引きを選択しました。

…ごめんよ…。

間引いたハクサイは、おひたしや、汁物に入れて食べました。
山東菜に近い味わいです。

ちょっと、食感は硬いけど
お味は良かったです。

秋蒔きのダイコンは、あとは、特に大きなトラブルもなく、順調に生育しました。

次回は、ダイコンの収穫法です。


晩秋は、葉がなくなって木陰が薄くなり、景色を明るく感じます

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